THE LAST PENGUIN...

日々考えたことや誰かの役に立ちそうなことを書きとめておこうと思います。

シンガポールで銀行口座開設時に必要な書類と住所決定の重要性

 
シンガポールに移住が決定してから、主に引っ越しと口座開設のステップ。
最近移住してきた知人が、このステップを意識せず進めており散々苦労していた。その話を聞いて、私が移住したときのことをいろいろ思い出したので簡単にまとめておこうと思う。シンガポールではそれ相応のビザがない外国人が生活に必要な手続きをすることはできない仕組みになっている。そのため、特に住所の決定と銀行口座開設のステップは順序を間違えるとやっかいなことになりかねない。

引越し後の主な生活基盤を整える

新しい土地に引っ越しをしてやらなければいけないことというのはだいたい決まっている。大多数の人が仕事が決定したので引っ越しをする、という流れになると思うので大項目でいえばざっとこんな感じだろう。
  • 住む場所を決める
  • 銀行口座を開く
  • 電話回線契約、インターネット環境整備
  • ガス、水道、電気などの契約
  • (子供がいれば)学校を決める
 
だがしかし、これが結構トリッキーなのだ。あれがおわってないと、これが進められない、これを進めるにはあの書類が必要・・・というものがあり、順番を間違えるとなかなか思ったように手続きがすすまず手間がかかる。英語が流暢なら、すべてまず電話で確認してから手続きにいくとよいが、シングリッシュでまくしたてられてもわからない、という場合は店舗に赴いて、じっくり確認するしかないので、新たな書類を用意して出直し、となると結構な労力がかかる事になる。
特に以下の1から3は、順番が重要だ。
 
  1. 住む場所を決める
    ※必要なもの:
     ・滞在許可証(正式なビザ発給がまだなら労働許可承認レター"In-Principle Approval Letter")
  2. 銀行口座を開く
    ※必要なもの:
    ・ビザ(正式なビザ発給がまだなら労働許可承認レター"In-Principle Approval Letter")
    ・口座開設後の書類配送先住所(ホテルや知人宅は不可で賃貸契約証が必要)
  3. 電話回線契約、インターネット環境整備
    ※必要なもの:
    ・ビザ(正式なビザ発給がまだなら労働許可承認レター"In-Principle Approval Letter")
    ・家の契約書
    ・支払銀行口座
  4. (子供がいれば)学校を決める

一番最初にしなければならないのは家を決めること

真っ先にやらなければいけない事は「住まいをを決め、契約書を取り交わすこと」だ。ほとんどの人にとって部屋を探すと言う事は、仕事や留学などのためにシンガポールで生活の基盤を整えるための最初のステップになると思う。
ただしシンガポールでは、誰にでも部屋を貸してくれるわけではない。日本であれば基本的には支払い能力を何らかの形で保証できれば借りられることが多いように思う。しかしシンガポールでは外国人であれば、この国に長期的に滞在することを許可するビザを持っていることが大前提となる。不動産屋に連絡をしても、まず最初に聞かれるのはビザの種類と有効期間だ。これがなければ全く相手にしてもらえないと言っていい。そして「賃貸契約を取り交わし、シンガポールに住所がある」ということは、きちんとしたビザを持っていることの証なのである。

家を決めるために、検討しなければいけないこと。

子供がいる場合:学校の場所はどこになるのか。
オフィスの場所というのは労働ビザが先に出ていればだいたい決まっているだろう。しかし子供の学校を決めるのはなかなか大変だ。遠いところから通うことになり朝早くに出るスクールバスに一時間近くも乗らなければならないなどということがないように、学校の場所は当たりをつけた上で家を探しをすることになる。
子供がいる場合:スクールバスを使うかどうか
すでに学校が決定していれば、できるだけスクールバスの経路上のコンドミニアムがよいだろう。スクールバスというのは各学校が用意している登下校用バスだが、様々な場所に立ち寄ってみんなを乗せて回るので当然到着までに時間がかかる。タクシーなら10分で済むところをスクールバスでは40分もかかるという話も聞く。こちらでは通学のために30-40分バスに乗るのはそんなに珍しくないので考え方次第だが、学校が比較的近くて誰かが送迎できるのであれば、公共のバスや電車の送迎を前提に家を選んだほうがよいこともあるのでよく調べておこう。スクールバスはだいたい月に200-300ドルはかかるので、利用如何にはその点も考慮したいところ。

急いで決める必要がある一方、部屋選びは慎重に!その理由は?

上記のような事情があるので、だいたい駐在員であればビザが下りてから移住引越し前にまず一度現地に赴いて、2−3日で急いで部屋を決めてくるというケースが多いと思う。
一方、注意が必要なのは、シンガポールでの賃貸は、一度契約したら「途中解約はできない」ということだ。2年契約なら2年住まなければならない。途中で引越ししても次の契約者が決定しない限り契約終了まで家賃を払い続けなくてはならないのだ。これが免除されるのはDiplomatic closeといって、会社都合などで国外に退去する場合の例外的な契約終了が賃貸契約に記載されている場合のみである。

すぐに家を決められない時の注意点

子供の学校の事情もあるし、シンガポールでの住宅選びは日本とだいぶ異なるのでそんなにすぐには決められないと言うケースや、ある程度現地の土地勘をつけながらゆっくり決めたい、という場合はどうするか。1ヶ月程度をホテルや知人の仮住まいにしておくこともできるが、その場合、住所が不定になり、このあとの銀行口座の開設などに支障がでることがあるので注意が必要だ。 

次のステップとして、銀行口座の開設

銀行口座の開設だが、これらの手続きににはID番号(NRIC= National registration identification card, 滞在許可証)と住所の確認(自分の名前とサインのある賃貸契約書)が必要となる。
つまりこの順番を間違えると手続きが一切進まない。
契約の存在しない知人宅への居候や、間借りなどでは口座開設などの手続きができない仕組みになっているのだ。
 
総務部門のしっかりした会社の駐在員として移住する場合には会社のアドバイスに従っていけば問題なく手続きが完了すると思うし代わりに手続きしてもらえることも多いだろうが、それ以外のケースでは注意が必要だ。

銀行口座がないとどんな問題が起こるのか?

現地の銀行口座なしでは、何かと生活するには不便が生じる。例えば、指定の期日までに口座開設をして、銀行口座の情報を会社に申告しなければいけないのになかなかそれができなかったり、口座がスムーズに開けないと日本から自分の口座に一括送金ができないために、不動産の手附金の支払いなど、大きな出費の度に都度国際送金しなければならないということにもなりかねない。
シンガポールの賃貸不動産は、「ディポジットの支払い」=「部屋の仮押さえ」なので、送金に手間取っている間に他のテナントが決まってしまったなどという話も聞く。「絶対にここを借りるから、押さえておいて。」などという交渉は通用しない。
ビザが降りたら本格的な移住前に渡星して部屋を決定するのが最も確実ではあるが、それが難しく現地に行ってから住む場所を決めようと言う場合、また土地勘が全くないからしばらく仮住まいなどをして、少し現地に慣れてから住まいを決定したいと言う場合などには、上記の事柄を念頭に入れておくと良いと思う。

家を決めずに、銀行口座を先に開設するにはどうするか

銀行口座については、例外として勤務先の人事などが、メールやレターの代理受け取りをしてくれる場合に限り、勤務先の住所で手続きを進めてくれる場合があるようだ。 ただ銀行側がOKでもこの代理受け取りを受け付けてくれない人事もあるようなので事前によく確認しよう。それさえ可能ならば、銀行口座の開設ができ、賃貸契約の保証金等、まとまったお金が必要になるたびに国際送金等をせずにも済む。
会社の人事に事前に連絡し、銀行からの書類送付先として使用可能なメールアドレスと住所を確認しよう。金融機関にも、事前に状況を説明して予約を取っておくとよい。場合によっては、滞在許可証(またはIn-Principle Approval Letter)の他に採用通知のような書類を求められるだろう。必要な書類や情報さえそろっていれば飛び込みでも何の問題もなく対応してはくれるが、事前の確認があれば無駄足になることもさけられる。また、口座開設はラッフルズプレイスのようなオフィス街の支店をおすすめする。ビジネスマンよりも観光客が多いような街の支店とは確実に対応が違うし、慣れているので融通を聞かせてくれることも多い。

電話回線契約、インターネット環境整備など通信会社との契約

電話契約については、旅行者用のSIMカードでもローカルの番号を持つことができるし、毎月ちょっとした手間を割いて更新をかければその番号を使い続けることもできる。滞在先でインターネットやWifiの通信回線を自分の名前で引かなくとも良いのであれば当面の不都合は無いだろう。
ただ、滞在者用の契約となるとやはり賃貸契約やビザ、引き落とし先の口座情報などが必須になってくるので、通信会社に契約に行く際はそれらの書類を準備していくと良い。通信会社にはSingtel, Starhubなどいくつかあるが、携帯電話料金を自宅のネット回線の契約等とセットにすると安くなるプランなども用意しているので確認してみるとよい。

 

 
 
 
 
 
 
 

シンガポールで購入できるインドヘナ(Henna)は安全か?ヘナを10年近く使っている私のヘナの選び方。

Henna

ヘナについて、知人と話をしていて気になることがあった。簡単に言うと、ヘナを買いたいのだけど「本当にナチュラルヘナ100%なのか不安」ということである。もちろんパッケージにNatural Henna 100%と書いてある。それでも心配だというのだ。
確かに、ヘナの染まりをよくするために化学染料が混ぜられている、とういう話はきいたことがある。それにインドの良質なヘナの輸出先は日本だということも。ただ、私はいつもこのムスタファセンターで、大してブランドなど気にせず適当に選んだヘナを買うので、そんなことは忘れていた。というか、ヘナを使い慣れている人が使ってみれば混ぜ物がされているかどうかなんてすぐわかると思う。
しかしながら、私もヘナを使い始めた頃はいろいろな情報を耳にしては、質の違いや染まり具合の違いなどがあるのか気になったのを思い出した。ヘナって使い方もちょっとなれるまで時間がかかるし、周りに使っている人も少ないし、あまり情報がないから不安になるのも当然かもしれない。というわけで、ヘナを10年近く使い続けている私が常々思っていることをいくつか。
私はヘナについてもその歴史についても素人で単に「長く使っている」というだけなのだが、これまで気になったことはそれなりに調べたりしながら使い続けてきた。これからする話の根拠は私の経験とそれに基づく感想だけだから、その前提で読んでもらえればと思う。

日本のブランドヘナは高すぎる?日本のヘナの価格は妥当なのか。

日本はブランド品が世界一高く売れる国である、という話をきいたことがあるだろうか。理由はいろいろあるだろうが、たとえば言語の問題と期待されるサービスレベル等の問題が大きいようだ。グローバリズムがこれだけ進んだ現在でも、固有の言語と他の国々とは画一的に対応できない特殊な商習慣やカスタマーサポートのため、外国から情報やサービスが遮断される、という事情がある。日本で商品展開しようと思えば、日本語対応に加え、日本人の期待する品質レベルやサービスレベルに対応すべく特別なオペレーションを必要とするため、コスト高になるということがあるようだ。
 
必要なコストが価格に跳ね返る、という部分は顧客がそれをもとめているのだから仕方がない。ヘナもそういう側面があるかもしれない。外国からの商品は不安だから、輸入品ではなく、多少高くても日本メーカーが品質管理からパッキングまですべて行っている商品が求められる。それは確かにコストがかかるだろう。
それにしても100g1000円を超える現在のヘナの価格は高すぎないだろうか。それでもそれを皆買うのだし、それを皆買うからその価格だともいえる。

物価高のシンガポールでもヘナは 500gmでS$5-6(約400円〜500円)

一方シンガポールは、日本以上に物価の高い国だが、英語が公用語の一つなので言語による情報格差はない。それにインド系がたくさん住んでいるので、インド文化も浸透している。リトルインディアというインド人街には、インド系の人々が多く住んでいるしインドの商品も手に入る。ヘナも例外ではないばかりか、アムラやシカカイ、インディゴなどのハーブもよく見かける。ムスタファセンターとはそんなリトルインディアにある大型スーパーマーケットなのだが、ここは商品数も豊富で様々な種類のヘナも売っている。
ヘナ100%のものもあるし、髪によいとされる他のハーブとミックスされたもの、染まりをよくするために化学染料の入ったもの。オーガニックのもの、など様々なタイプがあるが、パッケージを注意深く見ればそれらの成分はきちんと英語で表示されている。
価格は小さい250gくらいのヘナ100%のものなら2、3ドルからだろうか。冒頭の「本当にナチュラルヘナ100%なのか不安」というのはこのムスタファセンターでヘナを選びながら友人が発した一言だ。

何千年も前から使われているヘナは、日本で言えば味噌やぬか床のようなもの?インド人をもっと信用してもよいのでは?

さてこのリトルインディアで商品を購入していくのは8割がた、いやもっとかもしれないがほぼインド系の方々である。私の知る限りインド人はかなりの割合で菜食主義者だったりする。そしてアーユルベーダにも代表されるように本来大いなる自然に対する敬意を持つ人たちだと思っている。まあそのあたりは人によるってところが多いかもしれない。テキトーなインド人も多いから・・・あまり説得力のない話になってきたが、シンガポールにいるインド系の人々でも髪を染めるのにはヘナを利用している人が多いようで、それは髪の色を見ればすぐにわかる。そして、ヘナで髪を染めると数日はヘナの香りがするのだがその匂いを嗅いで「母を思い出す」という感想をもらしたりする。(実際そう言われたことがある。)つまりヘナとは母から子へ、なんなら近所のばあさんたちから、髪のツヤを気にする若いお姉さんや、白髪が気になり始めた中年の入り口のおばさまへと受け継がれていくものであり、日本で言えば糠味噌漬けみたいなものなんではないかと思う。そんなぬか床に混ぜものがされたらどうなるか?きゅうりはまずくて食えないし、その婆さんたちが気づかないわけがないだろう。ヘナだって同じはずではないか。匂い、水に溶いた時の粘り加減や粉の色、染まった髪の色、などでいつもと違うとすぐに気づくはずだ。
もちろんインドには、ヘナを探している外国企業に混ぜ物ありの粗悪品を売ろうとする人もいるかもしれない。でもそれなりの規模のインド企業なら、偽物ヘナで目先の利益を上げるより、まともな商売をしようとするのではないだろうか。

ヘナの染まり具合は?メーカーや値段によって大きく異なるものなのか?

結論から言えば、「No!」である。私は、ダイソーで売っている100円のヘナから、インド企業のヘナ、日本で販売されている高級ヘナまでいろいろ使ってみたことがあるが、正直そんなに変わらない。確かに鮮度はよいほうがいい。水で溶いた時にしっかり粘りがでるので新しいものはすぐにわかる。多少発色に違いはあるかもしれないが正直10倍もの価格差が妥当と思えるほどの違いではない。 

私のヘナの選び方。どんなヘナなら使っても良いと思えるか?

ここまで読んでいただければだいたいご想像通りかもしれないが、私がヘナを選ぶときチェックするのはだいたいこんなこと。シンガポールに大量に流通していて、多くのインド系の方々に親しまれている時点である程度信用しているが、それでも以下はチェックしている。

1. ヘナの使用期限

なるべく期限の近くないものを選ぶ。私がよく購入するヘナの記載はMfg.Date(製造日)とExp.Date(消費期限)でその間約3年になっている。ということは密閉状態でだいたい3年程度は鮮度が保てるということではないだろうか。あまり商品在庫が回転しない店だと、期限ギリギリだったり期限記載のない商品だったりするかもしれないので注意しよう。

2. ヘナのブランド

ヘナを販売している大きな企業は、ヘナ以外にも他のヘアケア製品や石鹸などを出していることが多い。インドの企業なのでブランドロゴをみただけでは大企業かどうかわからないかもしれないが、検索してみればある程度流通している商品かどうかはすぐにわかるはずだ。
私はいつも同じ商品を購入しているわけではないが「SYNAA」のヘナはよく購入する。SYNAAはHerbal Dream Ayurveda Creations社のフラッグシップブランドだそうで、ヘナ以外にも様々な美容製品、アーユルヴェーダ石鹸などを生産している企業だ。他のブランドも確認できたらこちらにアップしておこうと思う。

3. ヘナの原料(Ingredient)

「Henna Powder」とだけかかれているものや、「Natural Henna100%」と描かれているもの。好みでアムラ(Amla)やシカカイ(Shikakai)、Bhringraj(ブリンガラージ)などの髪や頭皮に良いとされるハーブがはいっているものを選んでも良い。ただし、ヘアケア製品でハーブがミックスされているものはトリートメントとして販売されているものもあるので注意。トリートメントとして使うなら良いが、染毛目的に使っても、ヘナが少ないとあまり染まらないので。

日本のヘナが高価なのは、ヘナをプロデュースする日本企業のマーケティング手法のせいもあるのでは?

最初の話に戻るが、なぜ日本ではブランド化された高価なヘナが売れるのだろうか。最初に挙げた日本特有の事情もあるかもしれないが、私が気になるのは、多くのヘナを販売する企業がそういった情報格差によって生じる不安を煽るかのような記事をあげていることだ。
例えば、化学薬品が混ざったヘナがある、嵩を増すためにヘナではない葉や砂を混ぜている、インドで食品等の安全性を脅かす実際にあった事件のことなど。確かにそれらはうそではないのかもしれないが、それが蔓延しているかのような書き方をされていることが多い。悲しいことだがどこの国にだってそういった事件は起こる。だからブランドの信頼性が重視されるのだろうが、ヘナの価格差についてはちょっと行き過ぎではないかと思うのだ。
すでにヘナを使いなれているという方は特に、自分の感性を信じてインドブランドを試してみるのもいいかもしれない。

 
 
 
 

2018年、リニューアルを終えたロングバーとシンガポールスリングの素敵な変化。

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改装され生まれ変わったロングバー(The Long Bar)に変化はあったのか?

最初店内に入ったときの印象は「なんだ、全然変わってない。」正直どこが変わったのかわからない。1920年代のマラヤ人の生活からインスピレーションを得ているといわれる店の作りもそのまま。
これまで植民地時代から受け継いだその遺産ともいえる歴史でここまで観光客を呼び寄せていたのだから、その期待を裏切っては意味がないので当然と言えば当然なのだが、店内に入るまでは正直改装ですっかり変わってしまっているかもしれないと心配をしてたいたので、「なんだ。」と思う反面少しほっとした。
 
ゆったりして気の置けないレトロな藤の椅子だったり、床に散らばるピーナッツの皮だったり。天井のファンはやはり植物の葉で編まれたうちわ状のもので、それもそのまま。天井の梁にそって規則正しくならんでおり一定のリズムで左右に動いている。もちろん今は電気で動いているのだろうが、昔はカウンターの裏でだれかが紐を引いたり緩めたり、を一日中繰り返して動かしていたんじゃないだろうか、などと想像してしまうやつだ。
 
ラッフルズホテル(Raffles Hotel)の近くを訪れた際、リニューアル改装のために休業しているThe Long Barがすでにオープンしていると聞いたのを思い出し、入り口のほうに回ってみたところ、ちゃんと前と同じ入り口があった。大きな看板もない、階段がそこにあるだけの、いつもの入り口。せっかくなので立ち寄ってみることにした。

甘いジュースのようだったシンガポールスリングの味に変化が。

私がここに来るのはいつも観光に来た友人や知人を案内するときなので、だいたい複数人でテーブル席に座る。でもその日は一人だったので、カウンター席をお願いした。正直、あの有名な「シンガポールスリング」は、あまったるくてジュースみたいなのであまり好きじゃないのだが、これからまだ用事もあるのできついお酒は無理かな、と今日はあえてシンガポールスリングをオーダー。
 
一口飲んで、あれ?と思う。こんな味だったか?
初めて飲んだ時、予想以上の甘さに驚いた。100年も前の当時の女性の社会的地位や彼女たちに求められる振る舞いなど、このカクテルがなぜ生まれなぜこれほどまでの名声を獲得したのか、その背景を知った時、その色や味に納得したものだ。それでもレシピは当時から少しずつ変化しているということだった。
しかし、このSingaproe Slingは甘くない。いや、ドライなカクテルに比べればもちろん甘いのだが、以前飲んだものとは明らかに味が違う。しっかりジンが効いていながら飲みやすい。店内のスタッフに聞いてみると、やはりレシピを変更したということだった。店内の様子はそのままでも、お酒の味は女性の地位や時代とともに変化していくものなのね、などと考えていると、突然、店内に「ゴーッ」というまるで頭上を電車が通り過ぎるかのような低い振動が響き渡った。

定期的に店内に響き渡るゴーっという音の正体は?

音のする方に目をやると、一人のバーテンダーがカウンターの端で鉄製の大きなカキ氷機のような、古いミシンのようなものを動かしている。あれが音の正体のようだ。私はカウンターの端にすわっていたので、最初遠くてわからずアイスクラッシャーの音かと思った。しかしよく見ていると、そのマシンにシェイカーをいくつもセットしている。それを台の上に乗り身を乗り出すようにしながら、力いっぱいぐるぐる回すとシェイカーが八の字にシャカシャカと回るのだ。なんだあれは??と思うのはほかの客も同じようで、一人の白人男性が歩み寄り、「自分にもまわさせろ」と交渉。見事にカクテルが出来上がると、店内に拍手が響き渡った。
 
決して最近のカフェで見るコーヒーマシンような近代的な機械とは似ても似つかないようないかにも古めかしい代物なのだが、あれは古くからあるものをリバイバルでもしたのだろうか?いやそんなはずはない・・・。それともロングバーのムードに合わせて設計?忙しそうなバーテンダーからはそこまで聞き出せなかったが、以前(リニューアル前)にはなかったのは確かなようだ。 
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これがラッフルズスリングシェイカー。"Raffles Sling Shaker"金色の皿のようなところにシェイカーをのせ固定してからサイドにある円盤のようなところのハンドルをぐるぐるまわす。カウンターの内側から撮影。

ロングバーの新入りバーテンダー”Raffles Sling Shaker”

バーテンダーって意外にも専門性のある仕事だろう。お酒の種類というのは少しくらい勉強したところでとても覚えきれるものではないらしい。高級ホテルのメインバーともなれば、客がオーダーするのはメニューにあるカクテルばかりではないはずだ。そして、その注文の度、レシピを確認するわけにもいかないはず。即興で相手をうならせるものを提供しなければならない。すくなくともすし職人なみの経験は必要なんじゃないだろうか?その日もそんなプロ意識の垣間見えるバーテンダーが一人おり、オープンナーやメジャーカップを手にするたびにくるくると器用に回したりして、客を楽しませていた。
しかし毎回驚くのだが、このバーの特に昼間のオーダーは9割以上がシンガポールスリングだといっていい。混んでいれば10分ごとにカウンターにシンガポールスリングがずらりと並ぶ。「シンガポールスリング誕生」のストーリーに思いを馳せた観光客が押し寄せるのだから無理もないが、プロフェッショナルなスキルを持ち合わせたバーテンダーがこのオーダーに答え続けるのには結構な忍耐力が必要ではないだろうか?かといってシンガポールスリングだけ作れるスタッフだけいればいい、というわけにもいかないだろう。以前はこれを全部、ハンドシェイクで対応していたのだ。手首の腱鞘炎でやめちゃうなんてこともあったのか?意外にも、あの巨大な鉄製シェイカーは、このロングバーの現代の救世主なのかもしれない。それにしても、このロングバーだからあの存在感と音も楽しめる。近代的なバーのムードにはとてもそぐわないだろう。
ロングバー存続の救世主にして、プロのバーテンダー並みに顧客の関心を引きながら、そのムードにもマッチするなんて、なかなかのアイデアではないだろうか。1900年代初頭に再現できたであろう技術だけであれを考えたのなら恐れ入る。

気になるシンガポールスリングのお値段は?

さて、気になるシンガポールスリングのお値段。リニューアル直前はS$31でここ10年ほどで50%ほども値上がりしていると聞けば、シンガポールのインフレ率がわかろうというもの。リニューアル後のお値段はどうなったかというと「S$32」。1ドルのお値上げ。ただし、そこにサービス料とGSTが加算されるので、お会計時のお値段はS$37.65 である。
いくら物価高のシンガポールといえども、カクテル一杯のお値段としては結構な価格である。
なお、しばらくはドリンクのみの提供とのこと。お腹がすいていてもピーナッツしか食べるものがないので注意。

リニューアルされたシンガポールスリングの材料は?

レシピの変わったラッフルズホテル、オリジナルシンガポールスリングに入っているのはこちら。
・ロンドンドライジン
・ベネディクティン
・ルクサルド モラッコ チェリー
・フェランド ドライ キュラソー
・グレナデン(ラッフルズシグネチャー)
・パイナップルジュース
・フレッシュライムジュース
・アンゴスチュラ ビター
#SingaporeSling

singaporesling_ingredients

 
シンガポールで美味しいカクテルを飲もうと思えば大抵行き先は、高層ビルのルーフトップバーや近代的なインテリアのホテルなどになりがちではないだろうか。このロングバーのように、古き良き時代の面影の残る場所は随分と少なくなってきているはずだ。
すでにロングバーにいったことがある方も、まだない方も是非、リニューアル改装後のSingapore Slingを味わいに行ってみてほしい。

 

Raffles Hotel 
The Long Bar  
Opening hours: Daily 11.00 AM – 11.00 PM
Address: 1 Beach Rd, Singapore 189673
Phone: 6412 1816

観光にタクシーを使うなら必須のアプリ。Grabのメリット6つ。子連れの際の注意点も。

オーチャードロードのタクシー

シンガポールのタクシー事情。タクシーは日本より安いけど問題も。

シンガポールはタクシー代が安い。空港から街中まででもS$25-35程度だし、街中の移動なら距離が短い分大抵S$6〜S$15程度に収まるはずだ。バスや電車に乗り慣れない時や時間を有効に使いたい時には気軽にタクシーを利用できる。
ただし、タクシーを捕まえるのがなかなか困難な時がある。特に大きなショッピングモールや観光地ではタクシー乗り場に長蛇の列が出来ているし、雨でも降ればなおさら流しのタクシーを捕まえるのも楽ではない。おまけにこちらのタクシーは平気で乗車拒否をする。やっとタクシーが捕まったと思ったらドライバーが窓をあけて「どこに行くの?」と聞いてくる。そしてひとたび彼の行きたい方向とは違うとわかれば、首を振り、客も乗せずにさーっと発進してしまうのだ。自分より後に並んでいる客に同じ質問をした上で、そちらを乗せていくこともあるからシャクに触る。
また長蛇の列のタクシー乗り場では、皆並びながらも少しでも早く車を確保するためにアプリでタクシーを呼ぶ。次から次へと、アプリを介して呼ばれたタクシーが到着しては、呼んだ客が列から抜けてタクシーに乗り込んでいくのは馴染みの光景だ。
観光時、次の目的地へ行きたいのにタクシー待ちで30分や1時間という時間を無駄にするのはもったいないから事前にアプリをダウンロードしておくと良い。
尚、タクシー料金のぼったくりのようなことはシンガポールでは起こらないので安心して良い。

Grab taxi(グラブタクシー)配車アプリを利用する6つのメリット

事前のダウンロードは手間に思えるかもしれないし、アプリを使いこなすのも難しく思える方もいるだろうが、配車アプリを利用するメリットも多い。

1. 乗車拒否をされない
アプリを通して、ピックアップして欲しい場所、行き先、を伝えた上で、周辺を流しているドライバーが立候補する仕組みなので拒否をされることはない。
2. 事前に料金を確認できる
おおよその走行距離はもちろん、時間帯や混み具合によっても料金は多少変動する。事前に料金を確認してから乗れるので、後でこんなことなら電車にすればよかった、なんて思いをしなくて済む。
3. 英語が苦手でも行き先を確実に伝えることができる
行き先住所を入れているので、タクシーに乗った時点でドライバーは行き先を把握している。一般のタクシーのように乗ってからつたない英語でコミュニケーションを取ったり、ちゃんと通じているか不安な思いをすることもない。
4. タクシーを降りる時にもスムーズ
クレジットカードの登録を済ませていれば、料金は自動的に決済される。そもそもタクシーというのは、特に荷物が多い時や、小さな子連れの時、急いでいる時などに利用したいもの。目的地に到着するや否やドアを開けてさっと動けるというのは、タクシー利用体験をガラッと変えるほどの威力がある。
5. 忘れ物をした時にも安心
私は一度、アプリ配車でレストランに向かった時、タクシーの中に忘れ物をしたことがあり、気づいてすぐにアプリを通して忘れ物について連絡をした。回答があり次第荷物を取りに行くつもりだったのだが、なんと10分後にはドライバーがレストランで食事中の私たちのところに現れ、荷物を届けてくれた。流しのタクシーだったら、仮にドライバーの名前を覚えていてもなかなか起こりそうにないことだ。
6. 圧倒的に早い

タクシーなんだから早いに決まっている、というのは東南アジアにおいて必ずしも当たり前ではない。日本以上の渋滞が問題になっている国の都市では歩いたほうが早い、なんてことはザラなのだ。渋滞の多い某国から来た友人とタクシーに乗り、珍しく渋滞に巻き込まれ私が文句を言うと、彼女は「渋滞?どこに車がいるのよ?」と真顔で言った。。

しかしここはシンガポール。渋滞を起こさないために車の量を政府がコントロールするがゆえ、カローラに乗るのに一千万円、などと言われる国だ。特殊な事情をおいて渋滞はないといっていい。。日本の交通事情と比較しても日本ほどに地下鉄網が発達していないためか、タクシーの時間節約率は高い印象だ。加えて安いとなれば利用するしかない。観光時には絶対利用をおすすめする。

Grabとは?日本でもサービス展開している米国発のUber(ウーバー)のシンガポール版

Uberは日本でも普及しつつあるのでご存知の方も多いシェアリングエコノミーのタクシー。日本ではハイヤーサービスとして認知されているようだが、それと同様のサービス。シンガポールでは一般人が登録してタクシードライバーとなっている。
したがって、やってくる車は個人の自家用車であることが多い。(現在はタクシー会社とも提携しているのでこの限りではない。)
価格は需要変動に合わせて変動する仕組みで、例えば金曜の夜などは割高になる。事前に決済情報を登録しておけば使いたい時に手間取らないし、料金はアプリを通してカード決済されるので(現金決済も選択できる)降りるときに慌てて財布を出す必要もない。
*かつてシンガポールでは、グラブとウーバーが競争を二分していたが、2018年3月にUberはGrabに東南アジアにおける事業を売却し、現在はGrabサービスのみとなっている。話は逸れるがこれが「競争を阻害する」として大変問題になっているというのがシンガポールらしいところである。

マレーシア発のGRAB TAXI。現在では東南アジア中にサービスを拡大。

マレーシア発のサービス、グラブタクシー。現在では、周辺の東南アジア諸国でも同じアプリでそのまま利用が可能なので、東南アジアのその他の国に行く場合にも入れておくと便利だ。

シンガポールで、タクシー料金をぼったくられることはないが、その他の国ではそうはいかない。交渉も大変だし遠回りされるなんていうのも日常茶飯事。他の東南アジア諸国でもGrabアプリは大活躍する。

Grab taxi(グラブタクシー)の大まかな利用の流れは?

アプリを起動したら、ピックアップして欲しい場所と行き先を入力し、車種を選択して、おおよその料金を確認してから呼び出しをかける仕組みだ。
ドライバーが決定したら、地図上に表示された該当の車があなたを迎えに来る様子がリアルタイムで確認できる。
 
車が来るまでには、だいたい3−5分程度。長くても10分程度ではないだろうか。待ってる間に車種とナンバーを確認しておけば、すぐにどの車かわかるだろう。到着したら多くのドライバーがアプリを通してメッセージをくれる。
 
目的地に到着したらそのまま車を降りて終了だ。手の空いたときにでもドライバーを星の数で評価しよう。

せっかく配車されても乗れないことがある?子連れの際の注意点は?

Grabでは、呼び出しをかける際に様々な車種を選択できる。一番シンプルな「Just Grab」にしてしまうと135cm以下の子供は乗せられない(ブースターシートがあれば一人だけ載せられる。ドライバーが持っていれば$2でかしてくれるがもっておらず乗車を拒否されることもある)。
小さな子供がいる場合は車種の選択で「Standard Taxi」にしよう。これは通常のタクシーにがくるのでメーター制となるが3人まで子供を乗せられる。

アプリのダウンロードは日本にいるうちにやっておこう

アプリのダウンロードの際には、認証のためにSMSの受信が必要となるので、シンガポールでWi-Fi機能しか使わない予定なら、日本にいるうちにダウンロードすると良い。日本のアプリのままシンガポールでも利用できる。
Grabアプリダウンロードはこちらから
Grab - Ride Hailing App

Grab - Ride Hailing App

  • Grab.com
  • Travel
  • Free

配車アプリを利用してもタクシーがつかまらない時とは?シンガポールでも渋滞が起こる?

日本でもそうだと思うが雨の時はつかまりずらいし価格も上昇気味。特にシンガポールでは突然のスコールもあるので、そんな時にはみんながタクシーを呼ぶのだ。
他には金曜の夕方も気をつけよう。渋滞の少ないシンガポールでもこの時ばかりは混む。バスでいくのとそんなに変わらなかった、ということもあるので注意。
他には、ナショナルデーなどのセレモニー、F1開催時、サミットなどの開催時など。そんなイベント時、シンガポールでは結構簡単に道路は封鎖されるし、公共バスのルートすら変えてしまう。言わずもがなタクシーも渋滞に巻き込まれることがある。

  


 

シンガポールで子供服を買うならどこ?効率よくショッピングできるスポット紹介

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シンガポールには海外ブランドの参入が非常に多く、日本で購入できない欧米ブランドのショッピングにも最適な場所なのは、別の記事でも紹介した通り。
今回は子供服の購入場所について。
 

シンガポールでショッピングをするならまずはオーチャードから。子供服もしかり。

オーチャードロード(Orchard Rd.)は3つの地下鉄駅の上を通る大きな通り。西の端はタングリン(Tanglin)エリアから東に向かってオーチャード駅(Orchard)、サマセット駅(Somerset)を通り、東端のドビーゴート(Dhoby Ghaut)駅まで続いている。端から端までは徒歩で20-30分はかかるくらいの距離感だ。この通りを見て回るときは暑い中歩くのは結構体力を消耗するので、バスや地下道をうまく利用するとよい。
このオーチャードロード沿いにはホテルも多いのでこの辺りに宿を取る方も多いだろうし、買い物に観光中一度は訪れる方も多いと思うが子供服の買い物にも、一番オススメの場所と言っていい。

オーチャードで一番の子供服ショッピングおすすめスポットはPARAGON MALL -パラゴンモール

表通りに面した1階のGUCCIのショップが目印。中に入ればBALENCIAGA(バレンシアガ)やJimmy Choo(ジミーチュウ)などの高級ブランドが多く入るPARAGON(パラゴン)の5階はこどものためのショップでいっぱい。日本未上陸の多くのブランドを含む子供服店の他、スポーツウェアからドレスアップ用の服まで揃う。その他にもマザーグッズや知育玩具などが世界中から集まっている。各店舗はビルの中心にある吹き抜け部分を囲むように並んでおり一周全部が子供用品と子供服のフロアだ。そして中心の吹き抜け部分の両サイドにはプレイエリアとカフェがそれぞれある。ママのショッピングが長引いたら、パパや子供は目の届くところで遊んだりお茶したりできる。子連れ旅行ならオーチャード観光中の休憩エリアとしても抜群の場所。
 
時々店舗が入れ替わることもあるが常時20店舗以上の子供用品と子供服のショップが揃っているのはショッピングをするにもとても効率が良い。
店舗情報はWebサイトで確認できるので、お目当てのブランドがある場合は事前に確認しておくと良い。子供の水着やスイミング用品も見つかる。
 
例えば他のページでも紹介したこんなショップが揃っている。
●SEED HERITAGE -シードヘリテージ ・・・オーストラリアの子供服ブランド。コスパもよく駐在員ママ御用達。
●GINGERSNAP -ジンジャースナップ ・・・フィリピンの高級子供服。サマードレスなどを探すなら◎。もちろんボーイズも揃っている。
●Chateau de sable -シャトードサーブル ・・・フランス人デザイナーによるコケティッシュなデザインが可愛い。
●Ocean Paradise -オーシャンパラダイス ・・・水着や水中眼鏡、ラッシュガード、日焼け止めなど。海やプールで必要なグッズは大抵揃う。
Paragon Level 5
290 Orchard Rd, Singapore 238859
 
おまけ情報:パラゴンモールの子連れ休憩スポット
パラゴンモールは1つ下の4階にMUJI(無印良品)が入っており、小さなカフェコーナー、Cafe&Meal Mujiが併設されている。シンガポールの食事は、日本食になれた子供の口には合わないこともあると思うが、ここなら食べ慣れたものが注文できる。観光中の息抜きにも最適。
10:00AM-9:30PM(ラストーダー8:45PM )
 
尚、地下にはスーパーマーケットも入っているので、ホテルに戻る前にちょっとした買い出しをすることもできる。

オーチャードエリアに行ったら立ち寄ろう。他にもある、子供服が購入できる場所 in Orchard。

Orchard Forum
タングリンエリア、オーチャード駅から近い。二階が子供服売り場になっている。フランスのBonpoint(ボンポワン)、イギリスのHappyology(ハピオロジー)などのヨーロッパブランドが入っており、カジュアルウェアよりもちょっとよそ行きのシックなブランドが多い印象。
Orchard Forum Level 2
583 Orchard Road, Singapore 238884
Open 10am-9pm
Isetan Scotts
伊勢丹のシンガポール店舗。4階に小さいながらも子供服コーナーがある。わざわざ出向くほどでもないかもしれないが地下食料品売り場のお惣菜コーナーではお寿司やおにぎりなどの日本食が購入できる他、おとなりのフードコートには、うどんやさんもあるので近くまで来た時には立ち寄ってみるとよい。
 
ISETAN Scotts Level 4
1 Scotts Rd, Singapore 228208
 
TAKASHIMAYA

Untitled

高島屋シンガポール店、伊勢丹よりも多くの面積を持つ高島屋では、ちょうど日本のデパートの子供服売り場と同じような感覚でショッピングが楽しめる。でもここはシンガポール。取り扱いブランドには、Seed helitage, Gingersnap, le petit society他、しっかりシンガポールでしか購入できないブランドが入っているのがうれしい。
 
TAKASHIMAYA Level 4
391A Orchard Road, Singapore 238873
 

宿泊せずとも、シンガポール観光にきたら一度は訪れるセントーサへの帰り際、Vivo City(ビボシティ)に立ち寄ろう。

セントーサにいくなら必ず通るハーバーフロント駅(Harbour front station)に直結した大きなショッピングモールがVivo Cityだ。高級ブランドからローカルブランド、レストランまで何でも揃う。そんなビボシティの2階は子供服や子供用品のオンパレード。多くのブランドが集まると同時に、子供の遊び場まであるので週末は観光客と地元顧客も集まりとてもにぎやかだ。
フロアの周囲をぐるりと一周、シンガポールで展開されているメジャーな子供服ブランドは大方が揃うといってもいいだろう。そして中心部が大きなキッズスペースになっている。どの店舗もこのキッズスペースに沿うように並んでいるので、ママが買い物をしている間、パパと子供達は思い切り遊び、試着のときだけ呼びにいく、なんてことが可能。
オーチャードのパラゴンと並んで、シンガポール内で子供服が購入できる場所を聞かれたら真っ先におすすめしたい場所である。
 
このVivo Cityでは、他にも子供向けのアトラクションが用意されていることが多いのでWebサイトで確認してみよう。
 
Vivo City Level 2
1 Harbourfront Walk, Singapore 098585

これぞシンガポール?子供服にも大人顔負けのラグジュアリーブランドが揃う。そんなコレクションに関心があればマリーナベイサンズへ。

ビルの上に船が浮かぶ今やシンガポールのシンボルともなったMarina Bay Sandsには、Luxury Kids Collectionというカテゴリで紹介されるハイブランドのキッズラインが揃う。
ディオール(Baby Dior)にアルマーニ(ARMANI JUNIOR)、ドルチェ&ガッバーナ(ARMANI JUNIOR)、フェンディ(FENDI Kids)、グッチ(GUCCI Children’s)等・・・これらにキッズブランドがあったなんてご存知だろうか?
キュッと小さくなった仕立ての良い服が並んだショーウィンドウにはつい目を奪われてしまうが、値札にも目を奪われるのは間違いないだろう。。
子供向けに購入しようというファミリーはなかなかいないかもしれないが、こんなブランドショップが並ぶ様子も富豪が多いシンガポールならでは、と思うと観光の一部として楽しめる。ちょっとしたアクセサリーくらいなら大人でも使えそうな素敵なものが見つかるので、記念に購入してもいいかもしれない。
尚ベイサンズはかなり大きなモールだが、上記のショップはアートサイエンスミュージアム(手のひらを上にひろげたような形のオブジェのような建物)やシンガポールフライヤー(大きな観覧車)などがある方の端に集まっている。
おまけ情報:マリーナベイサンズの子連れ休憩スポット
そしてこのエリアのB2はRasapura Masters(ラサプーラマスターズ)という、マリーナベイサンズ内にあるフードコートになっている。そのまま下に下りていけばかしこまったレストランに入らずとも手軽に食事を済ませられるのでおすすめだ。
 
Marina Bay Sand, Galleria Level, B1 (B1-56からB1-64くらいまで)
10 Bayfront Ave, Singapore 018956

 

海外で子育てすることのメリット6つ。シンガポールの場合。

今日は海外での子育てについて。「子育て」中心に見た海外生活のメリットってなんだろう。日本を離れてみて感じた子育てやその環境のことを書いてみたい。
 

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1. 「多様性」があること。文化、宗教の違い。様々な価値観を認め尊重することを学ぶ機会が豊富。

 
シンガポールには本当に様々な国、文化背景を持った人々が住んでいる。わかりやすい例えとして、服装で言えば、カラフルなサリーをひらひらさせているインド人や、スタイリッシュなオフィススーツの人々、頭にはヒジャブをかぶり全身の肌を露出を抑えたモスリム系、ノースリーブにショートパンツのフィリピン系。そして、額にはビンディが付いていたり、顔に白塗りをしていたり(ミャンマー女性の風習)、手や足にそれは見事なヘナアートが施されていたり・・・文字にするとふーんという感じかもしれないが、みんな肌の色や顔形の違いも含め、ビジュアルにして見せたいくらいのバラエティの豊富さである。でもローカルにとってはそんな人々が行き交っているのが日常なので、誰がどんな格好で歩いているかなんてことは誰も気にしていないし、驚かない。別にその辺を歩いている人ばかりでなく、みんなそういういでたちで普通に仕事をしており、学校の先生だって例外ではないのだ。
そしてこちらで生活している子供にしてみてもそれが当たり前なので、違いを目の当たりにしても「ふーん、あなたはそういう感じなのね。僕はこういう感じ。」くらいにしか思ってないのではないだろうかと思う。
ところが、ふとした時に、外見の違いや生活習慣の違いにはそれぞれ深い意味や、尊重すべきところがあったんだなー、なんていうことに気づき、日々学んでいく。そしてまた、その対比として感じる自分のアイデンティティ、というのがあるようである。友人同士の会話の最後、子供ながらに、「Because I’m Japanese!」などと、自信たっぷりに主張しているのを聞いたりするとちょっと感慨深いものを感じるのだ。
 

2. 同調圧力が少ない。「自分の気持ちや個性」を大事にできること。

同調圧力という表現が良いのかどうかわからないが、日本社会では「みんな同じであること」が前提になっていることがとても多いように感じる。「髪の色はみんな黒くなければならない」とか「運動会で競わず、手をつないでみんなでゴール」とかもそういった種類の価値観に端を発しているのではないだろうか。
これは先に書いたの多様性の話の延長線上にあるのかもしれないが、今の時代、「周りと同じにする」ということに、何の意味があるのだろうか。
 
特に子供の時というのは、本人にいくら個性や自立心に基づく気持ちや行動があっても、それを「自分の個性や自立心の芽生えなのだ」などと自覚しているわけでもなければ、自分の考えや意志として「自分の気持ちや個性を大事にしなくちゃ。」なんてことを考えることができるわけでもない。周りに受け入れられなければ、それらを押しとどめてしまうだけのこと。そうやって環境がそれを潰してしまったり、それらを表現することを肯定しなかったりすることがあるのならそれはとても残念なことだと思う。
 
幼い中でも日本でありがちだったのが、流行りのTV番組や人気のキャラクターの話題。「お友達がみんな知っている」のに自分だけ知らないのはやはり不安になったり、学校でつまらない思いをしたりするようだ。ところがこちらでは「みんな共通のこと」はそもそも少ない。自分の気にいっているテレビのキャラクターを誰も知らなければ、一生懸命その魅力をみんなに説明してまわることはあっても、「自分だけ違う」ことを気にすることはない。
 
違うことが当然の環境では、学校に着ていく服装やヘアスタイルだって自由自在。今でこそ制服だったりもするが、幼稚園時代は、スパイダーマンだったり、女の子ならキラキラのドレスにお化粧をしてきたり。別に何のイベントもない平日でもそんな感じだし、そんな振る舞いが目立ちすぎるということもない。
 
当然それぞれの個性や能力にだって違いがある。みんな相手のいいところ、素敵なところや凄いところを見つけ、そして自分にもいいところがあるのを見つけていく。「髪の色はみんな黒くなければならない」とか「運動会で競わず、手をつないでみんなでゴール」などと言う発想自体が生まれないし、もしもそんなことを言われたら意味がわからなすぎて固まるに違いない。
 
大したことではないように思うかもしれないが、こういうことって自分に自信を持つとかありのままの自分自身でいられる、つまりは自己肯定感、ということに割とつながってくるんじゃないかな、と感じている。子供時代にこれを育むことをせず、大人になってからいきなり「自分の個性を大事にしろ」とか「自分にしかできないことをやれ」って言われてもできるわけがないんじゃないだろうか。

3. 子供はみんなで育てるもの?人が優しくて寛容なこと。

アジア諸国では総じてそう感じるが、シンガポールも例外なく人が寛容だ。特に子供に対しては。ヨーロッパなどでは、明確に大人と子供のスペースや時間というものが区切られているようなところもあるかもしれないが、そんなムードは全くないと言っていい。
特に幼児期には、外で子供がいうことを聞かないなどというシーンが毎日のように起こる。そんな時、店の中なら外に連れ出す、泣き叫んでいる時は何はともあれ静かにさせるのがまず第一、というのが日本にいる時の私の対処だった。つまりは周りに迷惑をかけないことが第一で、子供の気持ちに寄り添うのはその後だ。
でもこちらに来てからそういうことがほとんどなくなった。例えばバスの中で泣き出したら、周りの人が一緒になって「どうしたの?」とニコニコ話しかけてくれるし、誰も迷惑そうな顔なんかしないので、自然に周りの迷惑について気にしすぎる必要がなくなるし、気持ちにも余裕が持てるのだ。
泣きたい、思うようにいかない、等、子供が気持ちを爆発させている時に子供に正面から向き合える余裕があるかどうか。その違いは大きい。

 

4. どんな言語でどんな国の教育を受けさせたいか?教育の選択肢が多いこと。

外国人が多いことから教育についても様々な選択肢がある。日本人学校だってシンガポールは世界的にも最大規模で、日本の地方の学校より規模が大きいくらいではないだろうか。
どの言語を最優先にするか、第二言語はどうするか、勉強にどの程度力を入れたいのか、IB教育(国際バカロレア)、イギリス系、アメリカ系、インド、シンガポール、日本・・どの国の教育プログラムに合わせるか、等。
とはいえ、学校というのは勉強や言語環境だけで簡単に決められない。その学校の民族的・文化的なバックグランドも子供の人格形成に大きな影響を及ぼすだろう。正直選択肢が多すぎて悩みは尽きない。よって、子供との相性や語学レベル、滞在期間などに合わせて転校するのも割と一般的だ。安易に転校などを繰り返すことはリスクも伴うが、このような環境をうまく利用することができれば、教育環境としてはかなり充実度が高いだろうと思う。
 

5. 大人になるまでスキンシップ?毎日ハグしてキスできること!

これは欧米型のコミュニケーションかもしれないが、機会があるごとに大人どうしてもハグ。学校の先生ともハグ。当然子供ともハグにキス。
どんなに短い時間のお別れでも母の足元でぐずぐずしていた、幼児の頃に比べたら子育ても楽になったと感じる一方、別れ(数時間の別れ程度だが・・)の時に後ろも振り向かずにさーっと走って行く背中を見てなんとなく寂しい気持ちにもなる中、少年、と言えるほどに成長した子供が未だに周りを気にすることもなくハグやキスしてくれるのはやはり嬉しい。
日本に戻った途端、周りに茶化されて、ハグもキスもしてくれなくなってしまうではないか、と今から不安に思っている。
 

6. 外国人は自分だけ?日本人であってもマイノリティにならないこと。

海外で生活するメリットはたくさんあるが、やはり学校やコミュニティにおいて「自分だけ外国人」で肌の色や習慣、言葉の習熟度が異なるなどということになると、何かと苦労や辛い思いをすることもあると思う。白人の中で自分だけがアジア系という中での学校生活を過ごした友人がいるが、本当の意味での友人を作るのに大変苦労したと言っていた。そう言った中では自己肯定感を育むのも大変だろうと思う。
その点、シンガポールではそれなりの割合で日本人が存在する。多くの幼稚園では2、3割の子供が日本人だし(地域と学校にもよる)小学校以降にインターを選択しても学校にもよるとはいえ大雑把に言って1、2割は日本人の在籍がある学校が多いのではないだろうか。
私がシンガポールに移住した際も、すでに幼稚園には多くの日本人の生徒がおり、先生の英語が分からなければお友達が助けてくれるし、日本人であることを理由に孤立してしまうことはなかった。これにはデメリットがないわけでもないのだが、まずは子供が委縮せずのびのびすごせることが第一と考えると良い環境だったと思う。

 

シンガポールで食べたいフルーツいろいろ。スーパーやマーケットで購入してみよう。

シンガポールのフルーツ

 
シンガポールに来たら味わって欲しいものの一つにフルーツがある。周辺の東南アジアやオーストラリア、インドなどから季節ごとに美味しいフルーツが輸入されてくるのだ。シンガポールにはほとんど季節はないと言っていいくらいだけど、ことフルーツに関してはどの季節にも「今だけ」の味がある。日本では手に入りにくいものや高価なものでも、シンガポールでは数ドルで購入できることも少なくない。マーケットやスーパーに行ったらぜひフルーツコーナーを探索してみてほしい。路地やマーケットで購入する時は量り売りがほとんど。少量でも売ってくれることが多いので、聞いてみるといい。

  

一年中楽しめてる安定の美味しさ。 ーすいか(watermelon)

なんだ、スイカか。と思った方。たかがスイカ。されどスイカ。シンガポールで一年中食べられるフルーツ代表は何と言ってもスイカ。そして安くて美味しい。日本では少しシーズンが早かったりすると甘みが足りなかったり、熟れすぎるとボソボソと食感が悪かったりするが、シンガポールのスイカはなぜかハズレがない。ラグビーボールのような楕円形の品種の特徴のようで、安定の甘さ、美味しさを誇っている。ぜひ味わってみてほしい。そしてスイカジュースももちろんポピュラーで、ホーカーセンターやフードコートのフレッシュジュースコーナーでいつでも購入できる。
スーパーで購入するなら一玉でも、4分の1サイズでもだいたい4ドル前後が相場のようだ。

初夏の楽しみ。ーライチ(Lychee)

タイ産のライチ(Lychee)

↑日本では見かけないタイ産のライチ
春から初夏に向けて出回るライチ。中国産に加えてタイ産のライチも見かける。私はライチがこんなに美味しいフルーツだとシンガポールに来てから知った。楊貴妃が愛したというのも今更に納得。これまでも何度も食べたことがあるけれど、あれはなんだったのだろうか?やはり日本で食べていたのは冷凍ものだったのか、とも思うがライチは冷凍することで甘みが増すと聞く。となると品種の問題だろうか。中国産の日本でも見かける品種のものより、ちょっとトゲトゲした見た目のタイ産のものの方が美味しいようだ。色が鮮やかなグリーンで所々赤みがさしている状態なので、まだ熟れていないのか、と最初は食べるタイミングに戸惑ったがこれで十分食べごろなのであった。毎年、7月に入ると季節はずれになりつつあるライチを探しまわり、いよいよスーパーや市場から姿を消してしまうと悲しい気持ちになる。
 
追記:後日このライチの品種がわかった。様々な呼び方があるようだが、妃子笑  ”Fei Zi Xiao” 、グリーンライチ、など、と言われているのがこのライチのようだ。楊貴妃が好んだのはこの品種である、という記述も見かけた。日本で生のものはなかなか手に入らないようで、1kg安くても2000円から3000円はするようだ。シンガポールではだいたい7-8ドルが相場ではないだろうか。
 

見た目に反して美味しい上に美容にもGood ーランブータン(Rambutan)

ランブータン(Rambutan

ライチやロンガンと同じムクロジ科のフルーツ。見た目に構えてしまう方もいるかもしれないが、味はライチと似ていて美味。そしてライチもランブータンも実は美容にとってもいい栄養素を持っている。ビタミンC、カルシウムに葉酸など。こちらもライチ同様、初夏から出回り8月になる前には見かけてなくなるので、一時期の楽しみ。

いつでも食べられて親しみやすい味。 ーロンガン(Longan)

ロンガン(Longan)

ロンガンも一年中食べられるフルーツだ。ライチが姿を消すと、ロンガンで我慢。(と言ってはロンガンに失礼だがやはりライチの方が好き。)見た目と食感は確かにライチに似たものがあるが、味は全く異なる。ロンガンは日本の梨に近い香りがする。皮をむくと見た目はつるんとぶどうのようだが、もう少し固くてややシャリっとした食感。南国のフルーツにしてはさっぱりとした味わいで、すっきり食べられる。ホーカーやフードコートで購入できるローカルのジュールにもよくロンガンが入っている。日本ではなかなか味わえないので是非シンガポールにいる間に試してほしい。

お菓子やデザートでトライ。 ードリアン(Durian)

ドリアン

さて、注目のドリアン。果物の王様と言われるだけあってその存在感と言ったら!そして好みも分かれるところ。日本ではあまり手に入らないこともあり、ぜひシンガポール旅行中に試してみたい、と考えている方もいるのではないだろうか。
ドリアンは品種もいろいろあり、品種の違いでこんなに値段が違うフルーツも他にないかもしれない。「猫山王」「皇中皇」というような高級な品種のものは、1kg30-40ドルほどするようで、とても一口試すために購入できるお値段ではない。(とここまで書いて、私は以前こちらの不動産屋に、日本に関する唯一の質問として「なぜ日本のメロンは1個80ドルもするんだ?」と聞かれて困ったことを思い出した。そして日本のフルーツこそ、品種がブランド化され高価格で取引されていることに気がついた。ドリアンのお値段をとやかく言えない。)
もしドリアンを手軽に試してみたいなら私のオススメは、アイスカチャン(Ice Kachang)の店。アイスカチャンとはシンガポールのデザートでかき氷やゼリーやフルーツをパフェ風に盛り付けてシロップをかけて食べるもの。ホーカーやフードコートで食べられる。このデザートのメニューにはだいたいドリアンがあるのだ。
フルーツには少々うるさいフィリピーナのメイドさん(私はバナナを冷蔵庫に入れておいたら怒られた。)曰く、ドリアンは匂いがあるから最初はとっつきにくいけど、ドリアン味のお菓子やデザートから試すとやめられなくなるのよ、とのことだがいかがだろうか。
また、ドリアンの旬は年に2回、日本でいうところの真夏(7月頃)と真冬(12月頃)で、この時期になると、スーパーに限らず露天でもドリアンを売っている。独自の匂いが漂ってくるのですぐにわかる。

冷凍物ではない本当の味を味わいたい。 ーマンゴスチン(Mangosteen)

マンゴスチン(Mangosteen

果物の女王といえば、マンゴスチン。日本で食べようとするとだいたい冷凍ものであるようだ。ドリアン同様7月頃が一番旬の時期でだいたい5月頃から出回るよう。皮に割れ目を入れて取り外すと、まるでニンニクのような白い果肉が現れる。濃厚でクリーミー。種が大きいので食べられる身はあまり多くないがとっても美味。
  

季節ごとに違う品種を楽しめる。ーマンゴー

タイ産マンゴーとオーストラリア産マンゴー↑左がタイ産のマンゴー、右の赤いのがオーストラリア産

マンゴーはかなり奥が深い。これまであまり意識したことがなかったが、これもマンゴーなのか?と思うほどに様々な種類のものがあり味にも個性がある。食べるときにはレモンをかけたり、アイスクリームと合わせても美味しい。シンガポールで食べられるマンゴーにはざっと以下のような品種がある。
フィリピン産のマンゴー
フィリピンのペリカンマンゴー(Pelican mango、カラパオマンゴーとも言う)は日本でも貴重品として出回っているので馴染みがあるかもしれない。甘みが強く濃厚でサイズは小ぶり。うちのフィリピン人のメイドさんによると、フィリピンのマンゴーは成長促進剤を使用していないから小ぶりで美味しいのだという。サイズの大きいフルーツというのは成長促進剤を使用しているらしいが本当だろうか?
タイ産のマンゴー
タイ産のマンゴーはゴールデンマンゴー(Golden Mango)などと呼ばれており、ペリカンマンゴーに似ているがもう少しサイズが大きい。シンガポールではこちらの方がよく見かける。
オーストラリア産のマンゴー
ケンジントンプライド種 、カリプソマンゴー(Calypso Mango)など、割と大きめで日本でも作られているア-ウィン種に似ており、丸っこい形をしているものがオーストラリア産マンゴーだ。色は黄色で部分的に赤グリーンに色づいている感じだろうか。
果肉はオレンジ色で、ねっとりした食感と濃厚な甘さが特徴。ピーチマンゴーとも呼ばれる。アップルマンゴーのような酸味はほとんどない。やはりオーストラリア産の似た品種でカリプソマンゴー(Calypso Mango)というものも見かける。11月頃から2月頃まで出回る。
インド産のマンゴー
マンゴーの王様とも言われるアルフォンソマンゴー(Alphonso Mango)。旬は4月~6月
ムスタファセンターのフルーツコーナーで買うと安く買える。王様と言われるだけあって味はお墨付き。
 

シンガポールでもちょっとレア。 ーサワーソップ、カスタードアップル(Soursop、Custard apple)

サワーソップ(Soursop)↑サワーソップ

カスタードアップル(Custard apple)↑カスタードアップル

これも日本ではなかなか手に入らないので、ぜひシンガポールで食べたいフルーツ。サワーソップは日本では沖縄や小笠原などではシャシャップとかトゲバンレイシなどと呼ばれ栽培されているようだが、あまり店頭で見かけることはないだろう。シンガポールでも一般的というほどではないが、季節によってスーパーで売っている。カスタードアップルとかアテモヤ、釈迦頭などとも言うようで、多少バリエーションがある。その風味はりんごのようとも、食感はヨーグルトのようとも言われる。ねっとりした白い果肉は、なかなか他のフルーツには形容詞がたいが一度は試してみて欲しい味。

水分補給に最適。 ーココナッツ(Coconut)

フルーツと言っていいかわからないが、ココナッツも暑い国ではポピュラーなものの一つ。スーパーでもココ椰子の実を運びやすいように整えて、すぐにジュースを飲めるように加工したものが見つかる。パックのジュースになったものもよく売っていて、ローカルには馴染みのドリンクだ。電解質なので体調を崩した時や夏バテ時の水分補給にもうってつけだ。

酸味の効いた個性的な味。 ーパッションフルーツ(Passionfruit)

パッションフルーツ(Passionfruit)

甘酸っぱいつぶつぶした実を種ごとパリパリと食べるその食感と酸味がクセになる。酸っぱいものが苦手な方にはちょっと、難しいかもしれないが、これもアイスクリームやヨーグルトと合わせるととても美味しい。時々スーパーで見かける。

見た目に反してさっぱり食べられる。 ードラゴンフルーツ(Dragonfruit)

ドラゴンフルーツ

サボテンの実というだけあって、見た目はグロテスクだが中は白い果肉で味も案外さっぱりしている。梨のようにややシャリっとした食感。非常に栄養が豊富らしく、最近は健康食品として注目されているらしい。
 

シンガポールのフルーツはどこで購入する?

さて、旅行中に絶対食べたいと思ったらフルーツはどこで購入すれば良いだろうか?大抵の旅行者はホテルに宿泊するだろうから、部屋がドリアンの匂いでいっぱいになるなんていうことは避けたいものだし、少しだけ味見をして気に入ったものだけ購入したいというのもあるだろう。
1. スーパーマーケット
旬の果物に出会うには最もお手軽な場所。きちんとパックされていることも多いのでホテルに持ち帰るにも安心だ。難点なのは「その場で味見」はできないこととややお値段が割高。とはいえ、スーパーマーケットを見かけたらちょっと立ち寄ってみよう。それからもし値段がgやkgで表示されている場合は、その近辺やレジ近くに計りがあるはず。該当のフルーツを選択して、計りに商品を載せてから「OK」等のボタンを押すとバーコードシールが出てくるのでそれを貼ってレジに持って行こう。
2. ウェットマーケット
ウェットマーケットというのは、いわゆる生鮮食料品を取り扱う市場のこと。セントラルエリアではチョンバルにあるチョンバルマーケットとリトルインディアのテッカセンターが有名。ここでもフルーツが見つかる。基本は計り売り。一山いくら、という感じで売っている時は「半分だけちょうだい」と言った融通がきくし「一つ味見していい?」と聞けばきっと快く味見させてもらえるはず。
3.  タンジョンパガープラザ・マーケット&フードセンター

タンジョンパガープラザ・マーケット&フードセンター

Tanjon pagarにあるフードセンター(飲食店や食料品店の集まり)だが、果物屋が軒を連ねており、その季節のフルーツはほぼなんでも見つかるはず。見ているだけでも楽しい品揃え。ドリアンなども計り売りでも購入できるし、少量だけパックにして売っているものもある。
4. ムスタファセンター(リトルインディア)
ムスタファセンターはリトルインディアにある巨大なスーパーマーケットだ。主にインドからの食材を販売しているが、二階のフルーツコーナーに行けばかなり種類のフルーツが見つかる。春先から初夏にかけて、アルフォンソマンゴーが食べたいならココは要チェック。リトルインディアでは駅周辺の露店でも様々な野菜やフルーツが見つかるだろう。
 

デザートやスイーツでフルーツを試すなら

1. ホーカーセンターやフードモールなどのジューススタンド
どのホーカーにもフードコートにもフルーツジュースを販売する店があるはずだ。店頭に並んだカットフルーツをその場でジュースにしてくれるので手軽に楽しめる。カットフルーツをそのまま販売してくれる店もあるので聞いてみよう。
2. アイスカチャンなどのデザート店やアイスクリームショップ
ローカルのデザート屋ならアイスカチャンを試してみよう。アイスカチャンとはローカルのかき氷。小豆(Red bean)やゼリーやシロップなどがかかっておりパフェ風の見た目に仕上げてある。こう言った店でもマンゴーやドリアンなどのフルーツを利用したメニューが見つかる。それからアイスクリームショップも要チェック。マンゴー味、パッションフルーツ味など、シンガポールらしいテイストがたくさん見つかる。