THE LAST PENGUIN...

日々考えたことや誰かの役に立ちそうなことを書きとめておこうと思います。

ムスタファセンターで購入できるインドヘナ(Henna)は安全か?ヘナを10年近く使っている私のヘナの選び方。

Henna

ヘナについて、知人と話をしていて気になることがあった。簡単に言うと、ヘナを買いたいのだけど「本当にナチュラルヘナ100%なのか不安」ということである。もちろんパッケージにNatural Henna 100%と書いてある。それでも心配だというのだ。
確かに、ヘナの染まりをよくするために化学染料が混ぜられている、とういう話はきいたことがある。それにインドの良質なヘナの輸出先は日本だということも。ただ、私はいつもこのムスタファセンターで、大してブランドなど気にせず適当に選んだヘナを買うので、そんなことは忘れていた。というか、ヘナを使い慣れている人が使ってみれば混ぜ物がされているかどうかなんてすぐわかると思う。
しかしながら、私もヘナを使い始めた頃はいろいろな情報を耳にしては、質の違いや染まり具合の違いなどがあるのか気になったのを思い出した。ヘナって使い方もちょっとなれるまで時間がかかるし、周りに使っている人も少ないし、あまり情報がないから不安になるのも当然かもしれない。というわけで、ヘナを10年近く使い続けている私が常々思っていることをいくつか。
私はヘナについてもその歴史についても素人で単に「長く使っている」というだけなのだが、これまで気になったことはそれなりに調べたりしながら使い続けてきた。これからする話の根拠は私の経験とそれに基づく感想だけだから、その前提で読んでもらえればと思う。

日本のブランドヘナは高すぎる?日本のヘナの価格は妥当なのか。

日本はブランド品が世界一高く売れる国である、という話をきいたことがあるだろうか。理由はいろいろあるだろうが、たとえば言語の問題と期待されるサービスレベル等の問題が大きいようだ。グローバリズムがこれだけ進んだ現在でも、固有の言語と他の国々とは画一的に対応できない特殊な商習慣やカスタマーサポートのため、外国から情報やサービスが遮断される、という事情がある。日本で商品展開しようと思えば、日本語対応に加え、日本人の期待する品質レベルやサービスレベルに対応すべく特別なオペレーションを必要とするため、コスト高になるということがあるようだ。
 
必要なコストが価格に跳ね返る、という部分は顧客がそれをもとめているのだから仕方がない。ヘナもそういう側面があるかもしれない。外国からの商品は不安だから、輸入品ではなく、多少高くても日本メーカーが品質管理からパッキングまですべて行っている商品が求められる。それは確かにコストがかかるだろう。
それにしても100g1000円を超える現在のヘナの価格は高すぎないだろうか。それでもそれを皆買うのだし、それを皆買うからその価格だともいえる。

物価高のシンガポールでもヘナは 500gmでS$5-6(約400円〜500円)

一方シンガポールは、日本以上に物価の高い国だが、英語が公用語の一つなので言語による情報格差はない。それにインド系がたくさん住んでいるので、インド文化も浸透している。リトルインディアというインド人街には、インド系の人々が多く住んでいるしインドの商品も手に入る。ヘナも例外ではないばかりか、アムラやシカカイ、インディゴなどのハーブもよく見かける。ムスタファセンターとはそんなリトルインディアにある大型スーパーマーケットなのだが、ここは商品数も豊富で様々な種類のヘナも売っている。
ヘナ100%のものもあるし、髪によいとされる他のハーブとミックスされたもの、染まりをよくするために化学染料の入ったもの。オーガニックのもの、など様々なタイプがあるが、パッケージを注意深く見ればそれらの成分はきちんと英語で表示されている。
価格は小さい250gくらいのヘナ100%のものなら2、3ドルからだろうか。冒頭の「本当にナチュラルヘナ100%なのか不安」というのはこのムスタファセンターでヘナを選びながら友人が発した一言だ。

何千年も前から使われているヘナは、日本で言えば味噌やぬか床のようなもの?インド人をもっと信用してもよいのでは?

さてこのリトルインディアで商品を購入していくのは8割がた、いやもっとかもしれないがほぼインド系の方々である。私の知る限りインド人はかなりの割合で菜食主義者だったりする。そしてアーユルベーダにも代表されるように本来大いなる自然に対する敬意を持つ人たちだと思っている。まあそのあたりは人によるってところが多いかもしれない。テキトーなインド人も多いから・・・あまり説得力のない話になってきたが、シンガポールにいるインド系の人々でも髪を染めるのにはヘナを利用している人が多いようで、それは髪の色を見ればすぐにわかる。そして、ヘナで髪を染めると数日はヘナの香りがするのだがその匂いを嗅いで「母を思い出す」という感想をもらしたりする。(実際そう言われたことがある。)つまりヘナとは母から子へ、なんなら近所のばあさんたちから、髪のツヤを気にする若いお姉さんや、白髪が気になり始めた中年の入り口のおばさまへと受け継がれていくものであり、日本で言えば糠味噌漬けみたいなものなんではないかと思う。そんなぬか床に混ぜものがされたらどうなるか?きゅうりはまずくて食えないし、その婆さんたちが気づかないわけがないだろう。ヘナだって同じはずではないか。匂い、水に溶いた時の粘り加減や粉の色、染まった髪の色、などでいつもと違うとすぐに気づくはずだ。
もちろんインドには、ヘナを探している外国企業に混ぜ物ありの粗悪品を売ろうとする人もいるかもしれない。でもそれなりの規模のインド企業なら、偽物ヘナで目先の利益を上げるより、まともな商売をしようとするのではないだろうか。

ヘナの染まり具合は?メーカーや値段によって大きく異なるものなのか?

結論から言えば、「No!」である。私は、ダイソーで売っている100円のヘナから、インド企業のヘナ、日本で販売されている高級ヘナまでいろいろ使ってみたことがあるが、正直そんなに変わらない。確かに鮮度はよいほうがいい。水で溶いた時にしっかり粘りがでるので新しいものはすぐにわかる。多少発色に違いはあるかもしれないが正直10倍もの価格差が妥当と思えるほどの違いではない。 

私のヘナの選び方。どんなヘナなら使っても良いと思えるか?

ここまで読んでいただければだいたいご想像通りかもしれないが、私がヘナを選ぶときチェックするのはだいたいこんなこと。シンガポールに大量に流通していて、多くのインド系の方々に親しまれている時点である程度信用しているが、それでも以下はチェックしている。

1. ヘナの使用期限

なるべく期限の近くないものを選ぶ。私がよく購入するヘナの記載はMfg.Date(製造日)とExp.Date(消費期限)でその間約3年になっている。ということは密閉状態でだいたい3年程度は鮮度が保てるということではないだろうか。あまり商品在庫が回転しない店だと、期限ギリギリだったり期限記載のない商品だったりするかもしれないので注意しよう。

2. ヘナのブランド

ヘナを販売している大きな企業は、ヘナ以外にも他のヘアケア製品や石鹸などを出していることが多い。インドの企業なのでブランドロゴをみただけでは大企業かどうかわからないかもしれないが、検索してみればある程度流通している商品かどうかはすぐにわかるはずだ。
私はいつも同じ商品を購入しているわけではないが「SYNAA」のヘナはよく購入する。SYNAAはHerbal Dream Ayurveda Creations社のフラッグシップブランドだそうで、ヘナ以外にも様々な美容製品、アーユルヴェーダ石鹸などを生産している企業だ。他のブランドも確認できたらこちらにアップしておこうと思う。

3. ヘナの原料(Ingredient)

「Henna Powder」とだけかかれているものや、「Natural Henna100%」と描かれているもの。好みでアムラ(Amla)やシカカイ(Shikakai)、Bhringraj(ブリンガラージ)などの髪や頭皮に良いとされるハーブがはいっているものを選んでも良い。ただし、ヘアケア製品でハーブがミックスされているものはトリートメントとして販売されているものもあるので注意。トリートメントとして使うなら良いが、染毛目的に使っても、ヘナが少ないとあまり染まらないので。

日本のヘナが高価なのは、ヘナをプロデュースする日本企業のマーケティング手法のせいもあるのでは?

最初の話に戻るが、なぜ日本ではブランド化された高価なヘナが売れるのだろうか。最初に挙げた日本特有の事情もあるかもしれないが、私が気になるのは、多くのヘナを販売する企業がそういった情報格差によって生じる不安を煽るかのような記事をあげていることだ。
例えば、化学薬品が混ざったヘナがある、嵩を増すためにヘナではない葉や砂を混ぜている、インドで食品等の安全性を脅かす実際にあった事件のことなど。確かにそれらはうそではないのかもしれないが、それが蔓延しているかのような書き方をされていることが多い。悲しいことだがどこの国にだってそういった事件は起こる。だからブランドの信頼性が重視されるのだろうが、ヘナの価格差についてはちょっと行き過ぎではないかと思うのだ。
すでにヘナを使いなれているという方は特に、自分の感性を信じてインドブランドを試してみるのもいいかもしれない。

 
 
 
 

”ラグジュアリー版”アーユルヴェーダ石鹸とは?シンガポールで購入できるオーガニック石鹸やおすすめソープ

アーユルヴェーダ石鹸

シンガポール土産として定番化しているアーユルヴェーダソープ。
アーユルヴェーダ(Ayurveda)とは、何千年も前にインドで生まれた世界で最も古い医療システムの一つ。

「人生」を意味する「アユール」と「知識」を意味する「ヴェーダ」というサンスクリットが語源で健康な心と精神エネルギーをサポートする自然治療を目指し体系化された伝承医療だ。そしてその原則に沿ってレシピが考えられているのがアーユルヴェーダ石鹸というわけだ。多くのアーユルヴェーダソープに独特の香りがあり、特にクラシックタイプのものにその傾向が強く、バスルームがその香り一色になってしまうほどだが、一度使ってみるとその使いごごちの良さにハマるという声も良く聞く。私は何の説明もせずに母にお土産としてあげたことがあるのだが、その次の帰国の際に「こないだの石鹸、また買ってきて!」とリクエストを受けた。適度な保湿力があり、とても使い心地が良かったようだ。

アーユルヴェーダソープ(Ayurveda Soap)の特徴

アーユルヴェーダの教義に従って、アーユルヴェーダ石鹸は植物成分を主に使用、人工的なものや動物由来の成分を使用せず天然成分のみで作られるのが一般的。 主に、植物油、グリセリン、エッセンシャルオイルをベースにしており、化学物質は使用されない。 ココナッツオイル、ショウガエキス、オレンジオイル、サンダルウッドオイルなどはが、アーユルヴェーダ石鹸によく使用される成分となっているが、その他にニームやアムラ、モリンガといった日本ではあまり馴染みのないハーブが使用されているものも多い。

最近のコスメブランドでは、低アレルギーやヴィーガンを謳うところも多くなっているが、インドのアーユルベーダソープは、ヴィーガン、オーガニックなどのアピールはなくとも本来肌に優しい良質な石鹸であることがわかる。だがしかし・・・昔からあるアーユルヴェーダソープでもその成分をよく見ると、着色料など、多少の化学物質が含まれているものもあるようだ。気になる方は、購入時によく確認しよう。

クラシックタイプのアーユルヴェーダソープとスタイリッシュなモダンアーユルヴェーダソープ

クラシックタイプとモダンタイプ、というのは私が勝手に分類しているアーユルヴェーダ&オーガニックソープカテゴリーだ。

クラシックタイプのアーユルヴェーダソープというのは、昔から作られているアーユルヴェーダソープ。特徴としては、独特の強めの匂い、基本に忠実なレシピ、飾り気のないパッケージ、安いお値段・・といったところだろうか。ただし、基本のレシピをもとにしながら消臭や消炎、殺菌、保湿など、得られる効果に合わせてレシピを工夫しているので効果はしっかりしている。

一方で、クラシックタイプを製造している昔からのメーカーが作っているハイエンド版など、デザインにもこだわったアーユルヴェーダソープもある。こちらはパッケージがスタイリッシュに洗練されており、香りも様々なタイプが揃っていて、お土産にも最適。私はこちらをモダンアーユルヴェーダソープと(勝手に)呼んでいる。そしてお土産としても毎回まとめ買いしている。

アーユルヴェーダソープの効果

独特の香りのせいか、消臭効果はとても高く男性にもオススメ。その他殺菌効果も高く、水虫や汗疹、ニキビなどにも効果がある様子。もちろん全身に使用でき、シャンプーや洗顔ソープとしても優れている。また余計な成分が少ないので肌にもとても優しい。

アーユルヴェーダソープの価格

何と言っても嬉しいのは、自然派で効果にも優れ(モダンタイプなら)デザインもおしゃれなこのアーユルヴェーダソープの価格がとってもお手ごろなこと。
シンガポールにはインド系のお店も多いが、そのようなショップで探せば、クラシックタイプのものならS$1前後から見つかる。モダンタイプのものはもう少し高めのものからS$5-6する高級タイプ?まで。

 

 代表的なクラシックタイプのアーユルヴェーダソープはこれ

それではまずは代表的なクラシックなアーユルヴェーダソープから紹介。物によってはチープに見えるかもしれないが、調べてみるとインドでは歴史ある企業や大企業が作っているものばかり。

メディミックス -Medimix

メディミックス石鹸

インドのチェンナイの優良企業、Cholayil社のロングセラー商品。パッケージにも清潔感があり信頼できるアーユルヴェーダ石鹸という感じ。日本では高価で高級石鹸として取り扱われている。これしか使えないというファンも多い。
ライトグリーンは、ラクシャディオイルというアーユルヴェーダでいうところのピッタ体質に最適なオイルが配合されており、保湿効果が高いとされている。すっきりとした香りで男性にも人気あり。
オレンジ色はサンダルウッド(白檀)の香り。美白効果も高いとの評価アリ。

SYNAA ハーバルミックス -SYNAA HERBAL MIX

SYNAA ハーバルミックス -SYNAA HERBAL MIX

こちらもポピュラーなアーユルヴェーダソープ。ドーシャのバランスをとるのにもっとも有効と言われる「トリファラ」入り。トリファラとは、アムラ、ヒルダ、ベハダというアーユルヴェーダの代表的なハーブが配合されたもの。

チャンドリカアーユルヴェティックソープ、サンダルソープ -CHANDRIKA AYURBEDIC SOAP/ Sandal soap

CHANDRIKA AYURBEDIC SOAP/ Sandal soap

どちらも同じ会社で製造されているアーユルヴェーダソープ。ベースオイルはココナッツオイルで、AYURBEDIC SOAPの方はワイルドジンジャーとレモンをベースにオリジナルオイルが配合されている。少し甘い香りに一瞬レモンの香りがする感じで白檀に比べるとかなりマイルド。Sandal soapの方は白檀の香りでベースはココナッツオイルとパームオイル。世界中にファンがいるとのこと。オイリー肌や洗い上がりさっぱり派に人気。

マイソールサンダルソープ。-Mysore Sandal Soap

マイソールサンダルソープ。-Mysore Sandal Soap

なんとなくレトロなパッケージのサンダルウッド(白檀)の石鹸。世界で唯一、100%純白檀を使用して創業100年の歴史ある企業で製造されている特許石鹸だが最近はそのサンダルウッドオイルも輸入に頼らざるをえなくなっているとか。中の石鹸のデザインも他のものに比べてややレトロで味がある。125g,S$1.3。

香りの種類も豊富なモダンタイプアーユルヴェーダソープ

続いてスタイリッシュでおしゃれなアーユルヴェーダソープを紹介。アーユルヴェーダソープに明確な基準はないようだが、クラシックタイプとの違いをあげるなら、使用されている香料やハーブの違いだろうか。

SYNAAラグジュアリーコレクション  -SYNAA LUXURY COLLECTION

SYNAA LUXURY COLLECTION soap

先に紹介したHerbal mixを作っている会社の商品。他にもいくつか商品があるがひときわ目を引くデザインで人気。私もよく購入するのだが、インド人と思しき(そもそもムスタファセンターのお客は9割インド系なのだが)方がバスケットにいくつも放り込んで購入していくのを見かける。お値段も一つS$1.5と、クラシックなアーユルヴェーダソープよりやや高いかなという程度。グリセリンベースの透明な石鹸だ。(ライスなど一部は不透明に仕上がっている)

何よりこのSYNAA luxury collectionが楽しいのはその香りの種類の豊富さだ。何度も購入しているが毎回新しいものを発見している気がする。

ラベンダー、オレンジブロッサム、ブルガリアンローズ、パチュリ、レモン、サフラン、タマリンド、ローズ、レモングラス、ライス、ココナッツ、モリンガ、アムラ、トゥルシー、アシュワガンダ等・・・私のイチオシはライス(Rice)。マイルドで日本人には親しみが持てる香り。

SYNAAラグジュアリーコレクション

最後の3つはインドならではの香りで日本人にはなじみがないと思うので簡単に紹介したい。

-アムラ(Amla)・・・インディアングースベリー。アーユルヴェーダの三大果実(アムラ・ハリタキー・ビビター) のひとつ。インドではアムラの加工食品がアーユルヴェーダ関連製品の1/3を占めるほどポピュラーな果実なのだとか。

-トゥルシー(Tulsi)・・・英語ではHolly basilとも言われるシソ科の植物。アーユルヴェーダでは様々な用途に用いられる他、不老不死の薬として寿命を伸ばすと信じられている。

-アシュワガンダ(Ashwagandha)・・アーユルヴェーダ医学では、インドのバイアグラ、インドの朝鮮人参などと言われているそう。食用ほうずきの一種。

これらのハーブは内服されることも多いよう。まずは石鹸で気分だけでも試してみてはいかがだろうか。

ソイルアンドアース -Soil and Earth

ソイルアンドアース -Soil and Earth

2011年に創業したまだ新しい企業が作るアーユルヴェーダソープ。(以前は箱にAyuruvedaの文字があったが最近のパッケージにはないようだ)パッケージデザインもぐっと洗練されており、100% vegetable oil, Not tested on animalsなどの表示あり。コールドプレス製法で作られているにもかかわらず、お値段一つS$3.8というのはかなりお買い得。ココナッツオイルベース。

香りは、ジャスミン&パチュリ、グリーンティー&ミントなどの親しみやすい香りの他、ベンガルチューベローズ(Tuberose、月下香)、サンダルウッド&ターメリックなどいかにもインドらしいオリエンタルな香りも見つかる。女性に限らず、男性にも喜ばれるお土産になることまちがいない。

アーユルヴェーダソープはどこで購入できる?

シンガポールで購入するならリトルインディアのムスタファセンターに行くと良い。様々な石鹸が売られているので選ぶのも楽しいしまとめて買い物できる。24時間営業なので、いつでも開いているのも嬉しい。

リトルインディア近辺のインド系雑貨店やドラッグストアでも、ベーシックなクラシックタイプは購入することができる。

#ムスタファセンター(リトルインディア駅から徒歩10分ほど)

Mustafa Centre Supermarket

145 Syed Alwi Rd, Singapore 207704

 

シンガポールは日本未上陸コスメ天国!セフォラ以外の独立出店ブランド紹介

シンガポールの化粧品

シンガポールの地下街やショッピングモールを歩いていると、見たこともない化粧品&コスメショップによく行き当たる。私は比較的化粧品やメイク商品には敏感な方だと思うが、それでも初めて見るブランドがあちこちに。シンガポール進出ブランドを見ていて感じるのは、一言で言うとどのアイテムもカラーバリエーションが多く発色が良いということ。シンガポールにはもともと中華系からインド系、マレー系、が共存している上に外国人として居住している白人達、と購買層は様々。日本人だけをターゲットとした日本国内で販売されているブランドと比較してそうなるのは当然のことだろう。
こちらでのんびりした生活をしていると日本にいる時ほどパリッと装って出かけることも少ないので、あれこれ購入することもないのだが、お土産に購入するには楽しいのでよく物色している。そんな日本で買えない商品だからこそ是非紹介!

香港のコスメ専門ドラッグストア「SaSa」(ササ)

香港で数十店舗展開しているコスメショップ。香港に行ったら必ず立寄るという方も多いのでは。シンガポールにも20店舗弱入っている。日本で言うところのドラッグストアをコスメメインにしたようなカジュアルさと親しみやすさがある。海外からも人気の高い日本のコスメと(日本の化粧品だってシンガポールにいるコスメマニアからみればとめどない興味をそそる立派な外資ブランドだ)日本では見たこともない世界中のコスメブランドが隣り合って並んでいて楽しい。
そんなSaSaで販売しているコスメブランドをまずはいくつか紹介。
1.CYBER COLOUR(サイバーカラー)
香港のコスメブランド。アイシャドウ系の発色がよく、パレットの開閉の仕方なども工夫がされた無駄のないデザインで新鮮味がある。アジアの勢いを表現したようなカラーが素敵。
私のお気に入りはラメ入りのクリームアイシャドウ(Argan glam Cushion Aurora Eye Pot)。ラメの入り具合と発色が良くて、ついまとめ買い。ベストコスメを受賞したコスメデコルテのアイグロウジェムから日本でも火がついたクリームタイプのようなアイシャドウなのだが、パンチの効いたまさに「サイバー」系の発色で時間が経っても変わらずキラッキラなのが良い。日本人にオススメなのは#03のGolden sand。ラメの強さとナチュラルな色味のバランスがGood。グリーン系の#02のMystery Brownも日本で見つかりにくそうな色だ。
 
2.GOSH copenhagen(ゴッシュコペンハーゲン)

ゴッシュコペンハーゲン

デンマークのコスメブランド。1945年に製薬会社として創業後、化粧品類も展開。現在では世界中で販売されている。
今はやりのマットでナチュラルなアースカラーが多い。パッケージデザインもシンプルでいかにも北欧デザインと言った感じ。自然環境への意識も高く、動物性の物を原料に使用していないVigan(菜食主義)商品も多く揃えている。
スティックタイプやペンシルタイプなど様々な形状のコンシーラーや5色のカラーが一つのパレットに入ったColour corrector kitなど、肌色の調整ツールが豊富。
 
 
 
次は、独立店舗を構えている化粧品ブランドを紹介。
勢いのある韓国コスメは、日本人にもマッチしたカラーバリエーションの商品が揃っているので実用的。北欧からのプロダクトの特徴は、シンプルでスタイリッシュなデザインと、環境への配慮など倫理的な観点で一歩進んでいるところだろうか。アメリカからはオーガニックなどナチュラル志向の商品の他、キッチュで遊び心のあるデザインのあるブランドが見つかる。
路面店やショッピングモール内の独立店として出店しているブランドは、商品アイテム数も豊富だし、大きな資本があるので今後日本への進出もあるかもしれない。是非一足先にチェックしておきたい。

韓国発!innisfree 雑貨のようにオリジナルパッケージを選べるクッションファンデがオススメ

イニスフリー

アジアのビューティープロダクトを牽引するかのような韓国勢コスメの一つ、イニスフリーのコスメはまるで雑貨や文具でも選ぶかのような楽しさがある。そしてとにかく香りやカラー等のバリエーションが豊富。韓国のアモーレパシフィックからのブランドなだけあり、シンガポールでの店舗展開にも勢いを感じるブランドである。
最近流りのクッションファンデ(もはやパウダーファンデは取り扱いがないブランドも多い。無印ですら、シンガポールで販売しているのはクリーム&リキッドタイプのみ。)は、セミオーダーで自分オリジナルにできる仕組み。まずクッションを選択。次にパフを選択。そして最後にケースを選ぶ。写真で見てもわかる通り、コスメと言うより小物入れのようにかわいいデザインがずらりと並んでいる。

イニスフリーのクッションファンデ

他には、好きなサイズのパレットに自分好みのアイシャドウやフェイスカラーを好きなように組み合わせられる「MY pallette」も良い。お土産に購入するなら小さめサイズのハンドクリーム(Pafumed Hand Cream, 30ml,S$6)もおしゃれな上に実用度が高くおすすめだ。
 
#Takashimaya S.C.
391 Orchard Road #B2-34/35, Takashimaya Shopping Centre, Ngee Ann City Singapore, 238872 Tel:67336728
(Mon-Sun)10:00-22:00
#Plaza Singapura
68 Orchard Road, #01-63 to 64 Singapore, 238839 Tel:63363179
(Mon-Sun)10:30-22:00
#Bugis Junction
200 Victoria Street, #01-109/110 Singapore, 188021 Tel:62380129
(Mon-Sun)10:30-22:00
#VivoCity
1 Harbourfront Walk, #B1-02 VivoCity Singapore, 098585 Tel:63768028
(Mon-Sun)10:30-22:00
#Tiong Bahru Plaza
302 Tiong Bahru Road, #01-108/109, Tiong Bahru Plaza Singapore, 168732 Tel:62650585
 

アメリカボストン発オーガニックスキンケアブランド フレッシュ 「FRESH」(フレッシュ)

アメリカで話題になっておりその情報が日本にも入っていると思うのですでに気になっている人も多いのではないだろうか。
誰の家の冷蔵庫にもありそうな身の回りの食品を原料に活用した化粧品、というとどこにでもありがちなコンセプトに聞こえるが、この「FRESH」では品質の高さが評価されている。一部の商品はセフォラでも販売しているがシンガポールではモールなどにも独立店舗を多く構えている。
特にリップクリームが優秀だと人気(S$25)でセフォラでも購入できる。トリートメント効果が高いのにカラーバリエーションがあるので何本も欲しくなる。運良く企画品のミニサイズのセットが見つかれば即購入!
 
#FRESH - ION ORCHARD
2 Orchard Turn #B3-45/46/47 Singapore Tel:65 6509 6481
 
#FRESH - RAFFLES CITY
252 North Bridge Road #01-43 Raffles City Singapore Tel:65 6532 2086

スカンジナビア的美的センスに圧倒される、「MAKE UP STORE」(メイクアップストア)

MAKE UP STORE

1996年に創業したスウェーデン、ストックホルム発のスカンジナヴィアンブランド。元々はヨーロッパのメイク学校のアーティストのためにプロデュース。その後、独自の処方によって低アレルギーや無香料ブランドを謳う、動物実験を行なわない企業として発展した。
メイクアップスクールのアーティスト向けだったと聞いて納得したのは、フェザーを使用したカラフルなつけまつげなど、いかにもファッションシューティング用に活躍しそうな商品を目にしたから。パーティ用に一つ購入しておいたら思わぬところで大活躍するかもしれない。色味は、アイシャドウなどのカラーバリエーションにはかなりビビットなものや、ラメの強いパウダーなどもあるのだが、どの色も洗練されておりどぎつさを感じないのも北欧ブランドならではかもしれない。
また、MAKE UP STOREの商品のパッケージや、パウダー系商品のプレス、それにリップの表面にまで、クロコの型押パターンが使用されており、デザインの点でもシンプルな中に個性が光っているのが特徴。

メイクアップストアのアイシャドウパレット

メイクアップストアの付けまつ毛

 

MAKE UP STORE SINGAPORE

●オーチャードエリア

#290 Orchard Road, Singapore

#Robinsons The Heeren, 260 Orchard Rd, Singapore

#313@somerset, 313 Orchard Road, Singapore

●マリーナエリア

#Tangs Vivo City, Singapore 098585 

コスメと言うよりカラーパレット?スウェーデン発の「3INA」(ミーナ)はリーズナブルなプライスで勝負?

3MINA路面店舗

「3INA」(ミーナ、と読む)はヨーロッパ発コスメブランド。
まるでフォトショップのカラーパレットやPANTONEの色見本をそのままディスプレイしたかのような商品群。遠目に見ると店舗全体がショーウィンドウのように美しく、一見しただけではコスメショップとわからないほどだ。
ショップに足を踏み入れ、カラーパレットの正体を見極めようと近づくと、アイシャドウやリップ、マニキュアなどが整然と並んでいる。そのカラーバリエーションの豊富さといったら。これでも見つからない色などあるのだろうか?さらに、スタイリッシュなパッケージとリーズナブルなお値段も魅力的。ついまとめ買いしたくなる。
あえておすすめを言えば、カラーアイライナー(The Color Eyeliner 507, The Color Kajal 401)とカラーマスカラ(The Color Mascara 100)。
マットカラーからパステルカラーに至るまで「肌の上でほぼ見たまま」の発色が期待できる。特にパステル系の色はあまり他のブランドでは見つからないと思うので是非肌の上で試してほしい。
 
3INAのネイルプロダクト。マニュキアだけでこれだけのカラーバリエーション!

3inaのマニキュア 

#3INA Singapore ION Orchard(オーチャードMRT駅構内)
2 Orchard Turn #B2-67, ION Orchard MallSingapore
Singapore Singapore 238801
 
気になる商品やブランドはあっただろうか?かつては世界を席巻するような化粧品なら真っ先に「Tokyo」に進出したものなのに、最近のワールドワイドな人気化粧品は日本は素通り(涙)かわりにどこへ行くかといえば、シンガポールだ。「アジアの中心はシンガポール」と言われて久しいが、ファッションブランドやコスメブランドの展開の速さを見ていても感じるところである。
人口の少ない小さなシンガポールでは購買力がどこまであるのか、と思うこともあるが、かといって他のアジア諸国ではまだまだ欧米基準の価格帯の商品をそのまま持ち込むには高すぎるようだ。もう一つは、シンガポールで存在感を出せれば他のアジア諸国でも成功する、という流れがあるようである。そんな背景を妄想しながら、様々なブランドの進退を眺めたりコスメを選ぶのも、シンガポール観光での楽しみかもしれない。
 

シンガポール土産 ローカルオーガニックコスメブランド5選 ビューティプロダクト編

シンガポールのオーガニックコスメ

シンガポールがコスメ天国であるのはコスメフリークには周知の事実だと思うが、実は私も「シンガポール発コスメ」にはこれまであまり関心がなかった。なんか地味そう・・・と。それが最近すごく気になるようになってきた。きっかけは街中のカフェ。やはりシンガポール発コスメが地味だというのは思い込みでもなんでもなく、外資の大資本コスメと比較したら文字通り地味である。大きな店舗をあちこちに構えることもなければ、セフォラにも入っていない。
代わりにちょっとおしゃれなローカルカフェのトイレなんかに入るとさりげなく素敵なハンドウォッシュやハンドクリームなどにお目にかかる。使ってみるとすごく香りが良かったりするので「ナンダコレハ!」とばかりにボトルの裏をくまなくチェックした上、検索してみるとシンガポールオリジナルのナチュラルコスメだったりするのだ。ちゃんと調べてみると数々の賞を受賞しているブランドも多いようだ。
 
そんなわけで遅ればせながら、シンガポール産コスメにハマっている。日本に一時帰国するときのお土産もマンネリ化しきっているので、今度の帰国ではぜひこれらのシンガポールコスメを友人達のお土産にしようと思っている。ちょっと高いのが難点なのだが。今回は、シンガポールローカルコスメの中でも比較的手に取りやすい、パッケージも可愛くお土産にするにも最適なオーガニックコスメブランド を5つ紹介したい。

 

 

ココナッツオイルを原料に生かした、katfood (キャットフード)

katfood (キャットフード)

キャットフードなんて名前が可愛らしい。パッケージはちょっとラッシュのような感じでナチュラルなブランドイメージが表現されている、オーガニックや天然にこだわる方ならぜひチェックしてほしいコスメブランド。サイトのトップでも真っ先に謳われているのは、全て天然、100%未精製のオーガニック素材をベースとして使用していること。特にココナッツオイルには特別なこだわりを持っているらしい。また化学由来の保存料も使用していないというから安心して使用できる。
そんな商品だから口に入れても安心、というわけだ。
保存料も最低限のため、大量生産はせず在庫も抱えない主義のため、購入できる場所は限られている。オーチャードの伊勢丹、ロビンソン百貨店などで購入できる。
#ISETAN
350 Orchard Road, Level2
#ROBINSONS
The herein, 260 Orchard Road, Level1 Beauty Hall

リップバームが一押し、Balm KITCHEN

Balm KITCHENのリップバーム

アトピー性皮膚炎を持っていた息子さんを持つママが2014年に立ち上げたブランド。植物由来(ボタニカルベース)の素材と科学技術の融合することにより、肌への栄養成分が最大になるようにだけ考えて作られているそう。特にリップバーム(S$6)が人気だ。
Green tea extract(緑茶成分)やPerilla seed oil(しその種子オイル)など、日本人にもなじみやすい成分が多く使用されている。
ワークショップも開催しており、公式サイトから申し込みができるようになっている。リップバームやフェイシャルオイルなどをハンドメイドで作ることができるので関心のある人は参加してみるといいかもしれない。ローカルとの交流もできて良い思い出になるだろう。

ボディ用アイテムが充実している、Mandy T (マンディーティー)

マンディーティーのスクラブ

ボディスクラブ、ボディ用モイスチャライザーが特に人気で数々の受賞歴もある、ボディ用コスメの充実したブランド。じわじわと人気が出ておりシンガポール国外にも販路を広げているので、シンガポール発のコスメといえば外国人にとってはこちらが一番ポピュラーなのではないだろうか。
 
MandyTの取り扱い店舗
#SKY PREMIUM CLUB
1 Raffles Place Office Tower 2 Penthouse, #38-61, Singapore 048616
#AESTHEA MEDICAL CLINIC
26 Beach Road, #B1-24, South Beach Avenue, Singapore 189768
#KEEPERS
National Design Centre, 111, Middle Road, #02-03, Singapore
 

アロマとヒーリングにこだわる、Mmerici ENCORE (メルシーアンコール)

Untitled

アロマセラピーブレンドやエッセンシャルオイル、オリジナルのパフュームなどをメインの商品としており、コスメブランドというより香りのアロマブランドと言ってもいいかもしれない。コスメはハンドクリームやハンドウオッシュなどの取り扱いでメイクアップ商品は取り扱いがない。香りにはこだわりがあるだけあり、このメルシーアンコールの商品は本当に香りが良い。実は先に書いたカフェのハンドソープ(MINT CREMA HAND&BODY CLEANSER ,S$57)もここのものだった。一度使用しただけで、香りの質から高価な商品であろうことはすぐにわかったのだが、見慣れないボトルだったのでとても気になったのだ。調べてみると元ファッションエディターが立ち上げたブランドとのこと。アロマやヒーリングに関心のある方に是非チェックしてほしいブランド。ただ、やはりお値段はそれなりにするので自分へのお土産に購入してほしい。

真面目なオーガニックブランド、Wild products (ワイルドプロダクツ)

ボディケア製品を幅広く取り扱っているオーガニックブランド。これまで紹介した商品はどちらかというと小規模で、ファッション的な側面も持つオシャレブランドだが、このワイルドプロダクツは真面目なオーガニックブランドといった感じ。お値段も高すぎず、お土産としても手の届く価格なのが嬉しい。セフォラでも取り扱いがあるので、シンガポールブランドにこだわる方は要チェック。

番外編!シンガポールコスメや雑貨を探すなら必ずチェックしたいNaiise

Naiiseはシンガポールに行くつかあるセレクトショップ。こちらはコスメショップではないのだが紹介したい。というのも、このページで紹介したようなシンガポールコスメを販売しているからだ。必ずこれが手に入る、と言えるわけではないのだが、他のシンガポール雑貨と並んでシンガポールコスメにも力を入れている。ちょっと気の利いたシンガポール土産を探すならぜひ立ち寄ってほしいショップ。
Naiiseショップ情報
#CENTRAL店(Clark Quey駅)
6 Eu Tong Sen Street, Central, #02-23, Singapore 059817
#SHAW ORCHARD店
350 Orchard Road, Shaw House, Singapore 238868
#ORCHARD GATEWAY店
277 Orchard Road, Orchard Gateway, #02-02/24, Singapore 238858

お土産として必ず購入したいときには

これらのシンガポールコスメは、小さな規模でやっているので独立した店舗を持っていないケースがほとんど。もしも必ず購入したいなら事前に念入りにチェックしよう。百貨店やカフェに入っていても全ての商品は置いていないケースが多いように思う。どうしても気になる商品は事前にお店に確認したり、オンラインショップでホテルに届けてもらうことを検討してもいいかもしれない。
 
シンガポールは人口たった550万人ほどの市場の小さい国。一方で世界中からお金持ちが集まってくる国でもある。どの国でも見かけることのできるような世界中で販売するために開発された商品とは、コンセプトも戦略も異なるのは考えてみれば当然のことかもしれない。きっと本当に良いものを理解してくれる少数の人が買ってくれればビジネスとして成り立つのだろう。しかし人気が出すぎて大きく展開しようと思えばやはりブランドの個性を保つのは難しくなっても来るはずである。
あまり知られていない、地味なブランドだなぁ・・といううちに目をつけて楽しむのが良さそうだ。

 

SEPHORA(セフォラ)日本未入荷海外コスメを含む7選。2017年化粧品・コスメティック編

セフォラIONオーチャード店

「シンガポール産」のコスメでこれは是非!とすすめられるものを私は知らない。 ・・・最近そうでもなくなってきたので、関心のある方はこちらを⬇︎

ただシンガポールのお土産を考えるとき「Made in Singapore」にこだわるのはナンセンス。この定番化したお土産特集の他の記事でも書いたが、シンガポールは輸入で成り立っている国だ。一方で世界中から人が集まる外国人率の高い国。見方を変えれば世界中の商品が手に入る。コスメに関しても例外ではなく、日本未上陸等、日本では手に入りにくいものがたくさん入ってきていることからもお土産として人気だ。特にフランスからやってきた「セフォラ(SEPHORA)」は、一度は日本に進出したものの日本市場にはなじまず、すぐに撤退している。だがここシンガポールでは、たくさんの店舗があちこちにあり、アメリカやヨーロッパの人気商品がかなり早い段階で進出してくる。コスメ好きの方のみならず、女性へのお土産をさがしている方は必見!
※2017年初旬時点で未入荷なブランドの定番商品を中心に紹介します。
 

 

誰にでもあげられるバラマキに最適な定番コスメ3点は、ムスタファセンターで購入可能

まずはベーシックなものから紹介。「プチプラ&定番編」でも紹介した3点。詳細はそちらのページを読んでいただくとして、これらの商品は相手を選ばず誰にでもあげられるのがいいところ。ムスタファセンターに行けばいっぺんに手に入るのでバラマキ土産として購入するなら箱買いしよう。エリップスのヘアオイル以外は日本にはあまり入ってきていない様子。(入っていても数倍のお値段。) 

 1. ellips (エリップス)のヘアオイル、ヘアビタミン

インドネシア、バリ島発のヘアオイル。髪がサラサラになると大人気。色は5色あって髪質に合わせて購入しよう。ピンクか黄色なら万人向け。色による違いはこちらで紹介している。

 2. アーユルベーダ石鹸 

インド産。アーユルベーダの理念に基づいた天然成分100%の石鹸。強めのハーブの香りが特徴。「Medimix(メディミックス)」が人気。

 3. Himalaya Herbals(ヒマラヤハーバルズ)のリップクリーム、リップバーム

こちらもアーユルヴェーダのインドブランド。絶大な効果でリピーターが多い。
 
これらの定番3点の詳細は以下の記事を確認してほしい。

セフォラ(SEPHORA)で購入できる代表的な日本未入荷の人気コスメブランドは?

日本でもコスメに関心の高い方なら、さまざまなルートから既に入手して使用している人も多いのが以下のブランドの商品。他には、白人から黒人までどのような肌色にもマッチする色が見つかるほど、ファンデーションやフェイスカラーの色のバリエーションに定評のあるブランドの取り扱いがあるのも日本と異なる特徴。(日本では基本的に日本人向けの肌色のものしか取り扱わないことから、ファンデーションなど肌色のバリエーションが多いのが売りのブランドは進出しないことが多い。)

Benefit(ベネフィット)

日本未入荷コスメ benefit

サンフランシスコ発のコスメブランド。パッケージや商品のネーミングセンスがポップ&キッチュなだけでなく商品自体もハイクオリティなことからハリウッドセレブにも愛用者多数。ヒルトン姉妹やアンジェリーナジョリー、ビクトリアベッカム、ビヨンセなどハリウッドセレブの他、日本では梨花さんや紗栄子さん、メイクアップアーティストの藤原美智子さんなどが愛用者であるとのこと。このベネフィットから定番人気の3点を紹介。benefitでは季節ごとに、ミニサイズがセットになった限定版も出ているので店頭でチェックしてみよう。
 
 1. 「ポアフェッショナル(The porefessional)」 毛穴隠し用化粧下地、プライマー
コスメフリークならおそらくご存知であろうこの商品は化粧下地なのだが、毛穴や肌の難点を綺麗に隠してくれるということで大人気に。実際サンプルを手の甲に伸ばしてみるとわかるが、ツルッツルのサラサラになる。チューブタイプ。(22ml/S$54, 7.5ml/S$21)
 2. 「Hoola(フーラ)」 ブロンザー、フェイスカラー
シェーディングに使用できるフェイスカラー。絶妙な色と使用感で簡単に小顔が作れると大人気!チークの代わりに使っている人多数。小さなスクエアのブラシがセットになっている。(8g/S$51, 4g/S$26)
 3. 「Benetint Cheek & Lip Stain(ベネティント チーク&リップ)」
液体タイプのチーク&リップ。液体の色だけ見るとどきつく見えるが、頬や唇に乗せるとほんのり自然な赤みが演出できる。過去に日本ではNARSでも同コンセプトの商品が出ていたが廃盤になってしまった。(S$21)

Too Faced(トゥーフェイス)

"日本未入荷コスメ

こちらもセフォラで購入できるブランド。チョコレートの形のパレットや、ハート型のキャンディのようなチークなど、見た目の可愛さもあって大人気。可愛い上に小さなパレットも多いので携帯用にポーチに入れて持ち歩くのには最適のコスメ。
Chocolate Bar (チョコレートバーアイシャドウ)をはじめとしたベーシックなアイシャドウコレクションは、シーズンにより色も変わることがあるので、店頭で色の確認をS$76)。その他「Sweethearts Brush(スイートハートブラッシュ)」などのチークカラーも定番人気S$42

TARTE(タルト)

ユーチューバーに絶大な人気を誇るアメリカのオーガニックコスメブランド。ナチュラルな成分から作られているので、肌の弱い方からにも支持されている。特にマットカラーのアイシャドウの発色が素晴らしい。

BECCA(ベッカ)

“オーストラリア発コスメ

オーストラリア発で世界中のコスメフリークから支持されているブランド。きめ細かい肌質や昨今のつや肌ブームに必須なハイライトを演出する商品に定評がある。フェイスパウダーもクリームタイプのハイライターも粒子が非常に細かく、ギラギラとしすぎない自然なつやを与えてくれると評判。中でもシマリングスキンパーフェクターはベストセラー商品の一つ。なりたい肌質と好みの使用感次第でクリームやリキッド、パウダーなど好きなタイプの商品が選択できる。

HOURGLASS COSMETICS(アワーグラスコスメティクス)、Cover FX(カバーエフエックス)

“日本未発売

アワーグラスコスメティクスは2004年、アメリカ・カリフォルニアで誕生。科学と美とラグジュアリーの革新的な融合をテーマに掲げるブランド。ハリウッドセレブのメイクアップアーティストにも人気で、マドンナも使っているとか。他のコスメブランドと比較しても高級感が秀でている大人のブランドだ。
商品は色物よりもベーシックなアイテムが多い。肌の質感を整えるファンデーションやコンシーラーの色数はかなり多く、肌に合った色が必ず見つかるだろう。口紅もヌードカラーのヴァリエーションが多い。そして特に人気なのがフェイスパウダー類。その中でも「Ambient Strobe Lighting Powder (アンビエントストロボライティングパウダー)」(4色各S$62)はストロボと名のつくだけあって微粒子のラメが入っており、鼻筋や頬骨などのハイライトに使用すると絶妙な効果を発揮すると、欧米のビューティーブロガーから絶大な支持を得ている商品。ブランドは異なるが、同じ効果を発揮する商品として人気なのは、Cover FXの「Custom Enhancer Drops (カスタムエンハンサードロップス)」(6色各S$65)。液体タイプのハイライターで、一番人気の色はMoonlight。
※アワーグラスは、シンガポールのセフォラの中でもオーチャード店など大きな店舗でしか扱ってないので注意。
 

その他のセフォラチェックポイントは?トラベルサイズ商品、期間限定企画品、セフォラオリジナルブランド等

セフォラのトラベルサイズコーナー

セフォラには、レジの周りに必ずトラベルサイズ品を集めたコーナーがある。ここには各ブランドからも人気商品がミニサイズのトラベル用となって販売されており、なくなり次第終了という商品もあるので要チェック。小さくて価格も安いのでお土産にもぴったりだ。
また、各ブランドから出ている期間限定の企画品もおすすめ。ベストセラー商品だけがミニサイズになってポーチやオリジナルボックスに入ってセット販売されているのだが、一つづつ購入することを考えるとかなりお買い得な価格に設定されている。
セフォラにはこれら以外にも、セフォラのオリジナルブランドもありフェイスパックなど、カラフルに個包装されていて数ドルで購入できるものもたくさんあるのでこれらはバラマキ用のお土産に良いだろう。
尚 トラベルサイズの商品を3つ購入すると、セフォラのトラベルロゴが入ったファスナー付きポーチが一つ無料でもらえる。

セフォラでもらえるトラベルポーチ

一番オススメのセフォラはどの店舗?

セフォラに行く場合は、ION Orchardのショップが一番オススメ。オーチャード駅の改札からすぐだし、規模が一番大きくすべてのブランドが入っている。またこのショップの周りにはMACをはじめとしたコスメブランドのショップが軒を連ねている。ただし、日本にオフィシャルに進出しているブランドで同じものが日本で購入できる場合、シンガポールの方が安いということはあまりないので要注意。

免税(TAX REFUND)するなら

セフォラでは100ドル以上の購入で7%のGSTを免税対応してくれる。免税手続きをしたいならパスポートの提示を忘れずに。二回以上の購入になってしまっても合計で100ドル以上になれば、一旦払い戻し手続きの上再精算という形で対応しれくれるので聞いてみると良い。
 
その他、セフォラにはドイツブランドの「ZOEVA(ゾエヴァ)」米国西海岸のアーバンディケイ(Urban Decay)、韓国の「3CE」、やはりアメリカのKAT VON D (キャットヴォンディー)のような個性的なブランドも充実しており、コスメファンなら何時間いても飽きないほど。昨今国内未入荷の商品もオンラインで購入できるものが増えてはきたが、まだまだ店頭のみの取り扱いのものもあるし、日本に配送してもらえないものが多い。実物を試したり確認したりするのはなかなか難しいので是非この機会に。

 

 
セフォラ(SEPHORA)店舗情報
●オーチャードエリア
#SEPHORA ION Orchard店 (最寄駅:Orchard, オーチャード)
2 Orchard Turn #B2-09 238801, Tel:(65) 6341 9017
Opening Hours:10am - 9:30pm
 
#SEPHORA TAKASHIMAYA SHOPPING CENTRE店 (最寄駅:オーチャード、サマセット)
391 Orchard Road #B1 - 05/06 S(238872), Tel:(65) 6836 5622
Opening Hours:10am - 10pm
 
#SEPHORA PLAZA SINGAPURA (最寄駅:Dhoby Ghaut,ドビーゴート)
60B Orchard Road, Atrium@Plaza Singapura #01-56/57 S(238891) , Tel:(65) 6238 6690
Opening Hours:10am - 10pm
 
●シティエリア、ベイエリア
#SEPHORA VIVOCITY店 (最寄駅:Harbout Front, ハーバーフロント)
1 Harbourfront Walk #01-178 S(098585, Tel:(65) 6376 9791
Opening Hours:10am - 10pm
 
#SEPHORA SUNTEC CITY MALL店 (最寄駅:Esplanade, Promenade, エスプラネード, プロムナード)
3 Temasek Boulevard #01-314/315/316 Suntec City Mall S(038983), Tel:(65) 6337 1543
Opening Hours:10am - 10pm
 
#SEPHORA MARINA BAY SANDS店 (最寄駅:Marina Bay, マリーナベイ)
10 Bayfront Avenue #B2-43/44 S(018956), Tel:(65) 6688 7713
Opening Hours: Sun to Thur: 10am to 11pm, Fri and Sat: 10am to 11.30pm
 
●ブギスエリア、アラブストリートエリア
#SEPHORA BUGIS+店 (最寄駅:Bugis, ブギス)
201 Victoria Street #02-06/07/08/09 S(188067), Tel:(65) 6341 9386
Opening Hours:10am - 10pm