シンガポール観光に来た友人からお土産についてよく聞かれるのでまとめてみた。今日はシンガポールのお土産の中でも、コンビニやスーパーなどで購入できるプチプラなものを紹介。バラマキ土産としてもぴったりだ。予算はだいたい一個ならS$2〜、いくつかセットになっていてもS$10くらい。日本円にしても100円代から探せるだろうし、1000円あれば5個パックや10個パックが買える。この価格ならちょっと見慣れないものでも冒険できるし、選ぶ楽しみも広がる。購入場所は最寄りのスーパーやコンビニ。もし時間があればリトルインディアのムスタファセンターまで行けばさらに楽しいお土産に遭遇できる。
1. タイガーバーム|一家に一つの万能薬 お土産としても万能!
これを知らない、という方は結構若いのだろう。そこそこ年齢のいっている人なら小さい頃から家にひとつくらいあったという人が多いのではないだろうか。タイガーバームというのはシンガポールの企業によって製造・販売されている軟膏の商標らしいのだが、ルーツは1870年代までさかのぼり、ビルマのラングーンで清の薬草商人によって発明されたらしい。
日本では白い(正確に言うと黄色/金色)のタイガーバームしか販売されていないが、シンガポール(香港など他のアジア諸国にもある)には白と赤があり、ホワイトタイガーバームはミントが強く熱冷ましなどの冷却剤、レッドタイガーバームはクローブが強く温熱剤として血行促進使用にされるのだという。そんな使い分けがあったのかと今更ながらに驚いたが、虫刺され、筋肉痛、小さな傷口の消毒用など様々な用途に使える万能薬であることに間違いはないようだ。
小さなサイズなら2ドル、もっとミニの携帯用ならさらに安く購入できるタイガーバーム(ムスタファセンターでは4gのものがなんとS$0.9!)。今では湿布など様々なタイプもあるので色々試してみてほしい。
コンビニや薬局などでも購入できるが、空港ではバラマキ用に小さいものが沢山セットになったパッケージも販売している。
2. アーユルベーダ石鹸|消臭や肌荒れにも効果あり
女性に人気のシンガポール土産といえばこれ。五千年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療であるアーユルヴェーダの考え方に基づいて作られている石鹸。もちろん本物はインドからの輸入モノなのだが、日本で購入するとかなりのお値段が付いていることもあってか大人気。
この多くのハーブが含まれた100%天然のアーユルベーダ石鹸は、主にインド人街であるリトルインディア(Little India)近辺の雑貨店で購入できるが、ムスタファセンターに行けば色々な種類ものが見つかる。一番人気は「Medimix(メディミックス)」。グリーンのクラシックタイプと、サンダルウッド(白檀)の香りのオレンジがある。他には「CHANDRIKA AYURVEDIC SOAP(チャンドリカ)」も人気。どれも香りが強いので購入したら、ビニール袋に密閉してからスーツケースにしまうと良い。
お値段は、ショップによるがS$1.7〜2ほど。小さいサイズなら1ドルくらい。詳しくはこちらの記事でも↓
3. ellips (エリップス)のヘアオイル、ヘアビタミン
インドネシアはバリ島発の人気アイテム。ヘアビタミンとかヘアトリートメントに使う。シンガポールでも手ごろな価格で手に入るとあってシンガポール土産としても定番となっている。しかしながらどんな髪もこれさえあればサラサラになると大人気になりすぎて、最近では日本でも取扱いが増えているようだ。価格も日本と大きく差がなくなってきているようなので、シンガポールでたくさん購入するならよくチェックしてからにしよう。私が確認した限りでは、セリアで108円で6粒入りが購入できるのと、ドラッグストアの安売りで50個入り768円というのを見かけたがアマゾンなどではその2-3倍の価格でも販売されている。
シンガポールのムスタファセンターでは6粒入りがS$1.5、それが1ダース12個ならでS$15だった。50粒入りはS$8.8。運が良ければさらに安売りしていることもあるが、日本で安売りを見つけられるならそんなに変わらないかもしれない。
尚 色によって配合が異なるので、髪質にマッチしたものを購入しよう。
・ピンク:保湿&ダメージヘア用。日焼けや乾燥、塩素などのダメージにもOK。ローズの香り。
・パープル:カラーヘア用。ひまわりオイル、アルガンオイル配合。カラーリングによるダメージに。ミックスベリーの香り。
・黄色:ノーマルヘア用。ビタミン栄養補給に。トロピカルフルーツの香り。
・ブラック(黒):黒髪用。毛根のケアにも良い。キャンドルナッツ配合。
・オレンジ(茶色):ダメージから
のプロテクトに。高麗人参エキス配合。ハニーエキスが入っており、切れ毛や弱った髪に。はちみつの香り。
4. インドの老舗コスメブランド「Himalaya Herbals(ヒマラヤハーバルズ)」のリップクリーム、リップバーム
ヒマラヤハーバルズはアーユルヴェーダの規範と現代の先進的な技術を融合した製品開発を行っており敏感肌の方にも人気がある。100%天然由来、無添加製品のブランド。シャンプーやフェイスウォッシュなどからサプリまで様々な商品を作っているが、お土産として人気なのがリップバーム。
インドの商品ゆえか、その香りはかなり個性的(すごく甘い香り)で好みが分かれるのだがリップクリームとしての効果はものすごく、香りが好みじゃなくても使い続けているという根強いファンの多い商品である。日本には公式には流通していないので手に入ってもかなり割高になる。シンガポールではムスタファセンターでS$1.9。他に洗顔料なども人気のようだ。
5. チリクラブ味やラクサ味等、ローカル味のカップヌードル、インスタントラーメン
人気なのは「Prima Taste Laksa La Mian Premium Instant Noodle」プリマテイストのプレミアムインスタントヌードル、ラクサ味。4パックでS$8〜9くらいだろうか。他にも似たようなパッケージのラクサ味ヌードルがあるがこれが美味しいのでオススメ。スーパーマーケットで手に入る。
日清からは、チリクラブ味(Chili Crub)とブラックペッパークラブ(Black papper crub)が出ているが、すでにチリクラブの方は日本でも発売しているけれど、もしかしたら味が少し違うかもしれないから食べ比べてみてもいいかもしれない。
6. ココナッツを使ったヘルシーなジャム「カヤジャム(Kaya)」
カヤジャムとは、ココナッツミルク、卵、砂糖、パンダンリーフで作ったジャムのこと。カヤトーストに挟まれているあのジャムだ。意外にやみつきになる味で、最近では日本でも作られるようになって大人気らしい。別の記事でラッフルズホテルのカヤジャムを紹介したが、スーパーでも様々なブランドから発売されたカヤジャムが売っている。ちょっとセンスの良いビンのものから、プラスチックケースのローカルムードが漂うものまで。
一般的には、パンダンリーフで香りづけがされている少し緑色がかったNonya Kaya(ニョニャカヤ)と、黄色いHainanese(ハイナニーズ)がある。他にもお砂糖控えめ(Less Sugar)やなどドリアン味などの変わり種もあるので、選ぶ楽しみならスーパーはラッフルズホテル以上かもしれない。お値段はS$3〜6程度。
7. ビールにピッタリなスナック「プロウンロール、チリプロウンロール」
ビールが大好きなあの人に買っていきたいのはプラウンロール。言ってみれば春巻き型えびせん。油でカラッと揚げたお菓子のような感じである。一つ食べるとエビの味がなんとも強く予想以上のエビくささに驚くが、何だかもう一つ食べたくなり、そのうち止まらなくなる。まさにかっぱえびせんのよう。しかし何度も言うが、エビが濃い。そして結構辛い。様々なメーカーから出ているが「第一家」のものがオススメだそう。お値段もS$1前後の小さなパックから大きなジャーまで色々。
8. 鉄板土産!マーライオンクッキー&チョコレート、その他マーライオングッズ
シンガポール中どこでも見かけるマーライオン。シンガポールの「顔」として大活躍。そしてこれを型どったマーライオンクッキーやマーライオンチョコレートも定番中の定番。月並みではあるものの、マーライオン以上に「シンガポール旅行に行ってきた!」を代弁してくれるものはない。バラマキ土産としても最優秀ではないだろうか。サイズも小さめから大きなものまで選択肢が豊富だから、ニーズに合わせて選べる。ムスタファセンターの2階に行けば、小さめのものが4パックでS$9くらいで売っている。
他にもいたるところで見かけるマーライオングッズ。私のオススメは光るボールペンと10色ミニボールペン。前者は文字を書いている時の筆圧でペンのおしりについたマーライオンがピカピカ光る。後者はマーライオンの柄が付いているというだけなのだが、10色ボールペーンは子供から大人まで意外にウケがいいのだ。両方とも3つセットでムスタファセンターには必ず売っている。参考になれば。