THE LAST PENGUIN...

日々考えたことや誰かの役に立ちそうなことを書きとめておこうと思います。

海外移住時、一時帰国時に日本から持っていきたい必需品10個。(シンガポールの場合)

移住決定当時、日本からどんなもの持っていけばいいのかわからず困った。知人に聞いても、「シンガポールには、何でもあるよ。」との回答。(最後に「お金さえだせば。」というおまけがつくのだが。)自分なりにあとから後悔しないために準備したつもりだが、やはりあとになって日本で買っておけばよかった、と思うものがあったので、必需品といえなくとも持ってきてよかったものと合わせてメモしておきたいと思う。

 

1.歯ブラシ

海外で売っているものはなんだかサイズもおおきくてブラシも硬く、しかも一つが高い。私は歯科医用歯ブラシをまとめ買いした。

2.薬

こちらも予想通り。やはり日本で使い慣れた薬は安心だ。最低限のものは持っていくとよい。意外におすすめはイソジンうがい薬。シンガポールは湿度が高いのであまりインフルエンザ等は流行らないし風邪もひきにくい。ただオフィスはエアコンがガンガンにきいているし、駐在員はみんな本国との行き来があるので本国が冬になると流行っている風邪をなんだかんだと持って帰ってきたりする。そんなときはイソジンうがい薬が便利な必需品なのだ。
薬についてはもう一つ。日本とシンガポールでは認可されている薬剤の種類が異なる。そのためか、意外にシンガポールで良い薬が見つかることもあるし、関税等の違いなのか、成分が変わらないのにシンガポールの方が日本で購入するより安いこともある。なので少し住み慣れたら日本のものばかりに頼らずに、こちらでもいろいろ合うものを探してみるとよい。それから、会社の保険を使えるなら基本的にシンガポールは薬代も保険がきくことが多い。(クリニックと薬局がわかれておらずその場で薬をくれて代金もまとめて会社に保険請求できる)日本で買いだめする前にそれも確認するとよいだろう。

3.日焼け止め(サンスクリーン)

シンガポールの日差しはすごい。一年中気が抜けない。日焼け止めを使わずに出歩いているとすぐに真っ黒になってしまう。最近流行りのジェルタイプでポンプタイプの日焼止めが使いやすくておすすめだ。うちはそれを玄関とバスルームに置いている。もちろんシンガポールにも売っているが、使用感などを考えると日本のものがすぐれていると思うし、こちらで日本製は2,3割増のお値段だ。必需品。

4.電源タップ(延長ケーブル)

基本的に日本とシンガポールでは電圧が異なるので、日本の電化製品はすべて買い直すことになるだろう。(あまりパワーの必要ないものなら変圧器を使用してもいいが、一定のパワーを要する電化製品については、かなり高価で大きな変圧器が必要となるので現実的ではない。)
しかしながら携帯電話やPCのモデム等はそのまま使用できる。そこで必要になるのが海外用の電源タップや延長ケーブルだ。そんなものはどこにでも売っているだろうと思って、私は日本から持って行かなかった。案の定シンガポールでも簡単に見つかったのだが・・・これが使いにくいといったらない。カチャっと奥まではめたつもりがカタカタと不安定だったりして、気が付くと勝手に抜けている。外出までに携帯の充電をしたかったのに、外出前に確認したらまったく充電されておらず、よく見るとプラグが浮いていた、等ということが頻繁に起こって本当にイライラさせられる。
日本の電源タップはAタイプという平べったい金具が2本でているやつだが、これにはきちんと日本の規格があるらしいのだ。だから日本で購入した延長コードとかプラグなら、はめた時に「カチッ」と気持ちのいい手ごたえがあって勝手に抜けることなどはない。こんな小さなことなのだが、日々のQOLには重要だ。(大げさか?)
というわけで、壁にさすところがBFタイプ(ごつくて金具が3本でているやつだ)のものを日本で購入していくとよい。またUSBプラグの差込口が2つくらいついているやつだと重宝する。(その場合ユニバーサルボルテージか220V対応である必要がある)

 

5.衣類用虫除け(防虫剤)、乾燥剤

シンガポールは年中湿度が異常に高い。(そのおかげで肌の調子はすこぶるよいのだが)日本のように梅雨だけ、夏だけの一過性の高湿度ではなく一年中だとどうなるか。まずカビが生える。そして虫がわく。特に革製品は例外なくみんなカビが生えると思った方が良い。安全なのは日常的に使っていて常に新鮮な空気にふれているものだけで「しばらく使っていないあのバッグ、明日使いたいな」等と思ったときにはカビ。それでもシンガポールにもってくるなら、密閉できるものにしまってちゃんと乾燥剤や防虫剤を使う必要がある。
 

6.食品用密閉容器、乾燥剤

のり、鰹節、お米、おせんべい等々・・・日本の貴重な食材には必須だ。シンガポールにもあるが日本の方が選択肢が多いしお値段も手ごろ。密閉式のビニール袋を用意するならバリア性(酸素を通さない素材のもの)のあるものでなければいけない。ちなみにイケアのジップロックは失格だ。あれは小分袋としては使えるが、保存用密閉袋にはならない。シンガポールの湿度を甘く見てはいけない。

7.サランラップ

世界共通。海外移住者の日本から持っていくもの定番品。海外の友人を訪ねる時のお土産としてもナイスチョイス。

8.ムヒなどの虫刺されの薬。虫除け剤

虫除けはシンガポールではデング熱等の予防に必要な生活必需品である。虫除けスプレーはどこにでも売っているのだが、虫刺されあとの気の利いた薬があまりない。日本からムヒを一つもってくると良い。それから携帯用の虫除けがあると重宝するだろう。

9.折り畳み傘

突然振ってくるスコール。その朝どんな天気だったかなどは関係ない。振りそうになくてもそれは突然やってくる。そして容赦がない。正直、雨期のスコールにまともにあたったら、傘などほとんど役に立たないのだが、それでも携帯サイズのものを一人一つ日本で購入しておくと便利である。折りたたみ傘の延長で持ってきて重宝しているものはユニクロのポケッタブルパーカー。軽くてカバンに入れても邪魔にならないし、急に雨が降ってきた時やバスや電車のエアコンが効きすぎている時に使える。
余談だが、雨に降られると雨宿りのためにカフェなどに入ることも多いが、濡れた服で極度に冷えた部屋に移動するのは最悪だ。さっきまで帽子とサングラスが必要なほどに暑かったのに今度は縮こまって凍えるような寒さ。傘に加えてこのポケッタブルパーカーがあれば万全だ。

10.ビニール袋

なんのへんてつもないビニール袋、というのがシンガポールでは売っていない。私が見つけられていないだけだろうか?ジップロックのようなしっかりしたものはあるのだが、ちょっと濡れたり汚れたりした着替えをいれておくとか、料理の下ごしらえに使うとか、気兼ねなくティッシュペーパーのようにバンバン使えるタイプのものがない。日本ではスーパーで100枚80円とかそれくらいのアレである。私は貧乏性なので、一時の使い捨てなのにしっかりした袋を一枚使うのはちょっと気が引ける。着替えはまあ、スーパーの袋でも代用できるのだが清潔なものを必要とするときには少しだけ困る。
 
以上、やはりシンガポールにはなんでもあるので、特にもってこなくたってなんとかなりそうなものばかりであるが、あるとやっぱり便利なもの達だ。出発前、または一時帰国時に検討してみてほしい。