THE LAST PENGUIN...

日々考えたことや誰かの役に立ちそうなことを書きとめておこうと思います。

シンガポールに帯同した駐在妻は働けるのか?オンラインワークは違法?

singapore

様々な事情でシンガポールに移住してきた方、またはこれから移住しようと考えている方。ご自身の仕事のための移住に家族を帯同させる、もしくは家族の都合で仕事を辞めて移住をされる方も結構多いだろうと思う。
今日はシンガポールで帯同者が働くことについて。

帯同者ビザ(Dependant Pass, DP)保持者は働けるのか?

通常駐在員や自営業、現地採用などの形態を問わず、シンガポールに主として移住する方に帯同者として移住許可が下りる場合、そのビザはパートナーのEmployment Pass(EP)をスポンサーとして発行される配偶者ビザ(Dependant Pass, DP)であることが多いはずだ。そんなDPホルダーが働きたいと思ったら、労働許可(LOC −Letter of Consent)を取得する必要があるが、これは実質申請さえすれば許可が下りるのが現状。ビザが下りても仕事があるのか、ということについてはまた改めて書く機会があればと思うが、幸いシンガポールには多くの日系企業が進出しているので英語力があまりなくても仕事を得ている人はたくさんいる。
このレター(労働許可、LOC −Letter of Consent)の取得方法などについては他のサイトにも詳しく描かれているので割愛してこのビザの特徴のみ紹介。

1. 現時点では、給与水準に関係なく労働許可が下りる。

Employment Pass(EP)が高い給与水準や学歴を要求するために承認されずらくなっている現在、安価に日本人(外国人)を雇用したいと考えている企業にとっては、DPホルダーで仕事をしたいと考えている人材は貴重になってきているようだ。現時点では、DPホルダーが内定をもらい雇用先が確保できれば、労働許可は給与水準に関係なく下りる状況。

2. ビザスポンサーのビザが切れれば、DPも合わせて切れることになる

DPとはEP保持者がスポンサーという条件で発行されるもの。そのためEP保持者(通常配偶者)のビザが失効すれば、DPも失効し仕事は辞めざるをえなくなる。

3. LOCはシンガポール政府に登録のある企業で働く場合のみ必要となる

オンラインで業務を請け負って国外企業に雇用される場合は、LOCは必要ない。

4. LOCを発行して働く場合、雇用主は一社でなければならない

(LOCが必要となる)二社目の企業に副業として勤めたり、フリーランスのような働き方はできない。
 

インターネットを活用して働く、またはシンガポールにいながらにして日本の会社でオンラインワーカーとして働くことは可能なのか?

では、上記の労働許可を申請する以外の方法で働き収入を得ることについてはどうか。インターネットがこれだけ発達している現在、世界中どこにいたってオンラインで仕事はできてしまう時代だ。そこで出てくる疑問「オンラインで働くことは違法なのか?」言い方を変えると、「労働許可(LOC)を取得せずに働くことは違法ではないのか?」。
それこそネットでそれについて調べてみても、「違法である」という意見も「問題ない」という意見もあるので本当はどうなのか気になるところだ。
 
これまで MOM(Ministry of Manpower, 人材開発庁)の見解は担当により異なることも多かったようだが、最近では統一されてきており、LOCの申請をせずとも働けるとの回答になるようだ。ただし以下のような条件がある。
 
・国外の企業のために自宅から働くこと。
・その国外企業がシンガポール国内で何ら活動をしていないこと。
・労働者は、シンガポール国内のクライアントに会ったりサービスを提供しないこと。
 
つまりオンラインで仕事を受けて、シンガポールと何ら関係ない日本に在籍する企業の会社のために働くことはまず問題なく可能であるということだ。
世界一生活費が高いとも言われるシンガポールなので、可能な限り家計にも貢献したいだろうし、日本でのキャリアを中断してシンガポールに移住した方ならば、駐在期間を少しでも一つのキャリアパスとして生かしたいと考えるのではないだろうか。DP保持者への労働ビザの発給の件も含め、私の知る限り、シンガポール政府の外国人帯同者への労働に対しての対応は比較的柔軟性があると感じているがどうだろうか。
 

最後に注意事項!

これからオンラインで仕事をしようとされている方は念のためMOMにご自身で問い合わせ、きちんと回答を得ることをおすすめする。ここでは、私の経験を通して調べたことなどをまとめたが、ご自身でも政府のサイト等を調べてほしい。そしてこれらのルールはいつ変更となるかもわからないので、違法労働のリスクをきちんと理解しておくことも重要だ。
また、法的に問題がなくても、配偶者の勤める会社のルールで帯同者の労働が制限されていることがあるので、それもよく確かめよう。
 

シンガポールは日本未上陸コスメ天国!セフォラ以外の独立出店ブランド紹介

シンガポールの化粧品

シンガポールの地下街やショッピングモールを歩いていると、見たこともない化粧品&コスメショップによく行き当たる。私は比較的化粧品やメイク商品には敏感な方だと思うが、それでも初めて見るブランドがあちこちに。シンガポール進出ブランドを見ていて感じるのは、一言で言うとどのアイテムもカラーバリエーションが多く発色が良いということ。シンガポールにはもともと中華系からインド系、マレー系、が共存している上に外国人として居住している白人達、と購買層は様々。日本人だけをターゲットとした日本国内で販売されているブランドと比較してそうなるのは当然のことだろう。
こちらでのんびりした生活をしていると日本にいる時ほどパリッと装って出かけることも少ないので、あれこれ購入することもないのだが、お土産に購入するには楽しいのでよく物色している。そんな日本で買えない商品だからこそ是非紹介!

香港のコスメ専門ドラッグストア「SaSa」(ササ)

香港で数十店舗展開しているコスメショップ。香港に行ったら必ず立寄るという方も多いのでは。シンガポールにも20店舗弱入っている。日本で言うところのドラッグストアをコスメメインにしたようなカジュアルさと親しみやすさがある。海外からも人気の高い日本のコスメと(日本の化粧品だってシンガポールにいるコスメマニアからみればとめどない興味をそそる立派な外資ブランドだ)日本では見たこともない世界中のコスメブランドが隣り合って並んでいて楽しい。
そんなSaSaで販売しているコスメブランドをまずはいくつか紹介。
1.CYBER COLOUR(サイバーカラー)
香港のコスメブランド。アイシャドウ系の発色がよく、パレットの開閉の仕方なども工夫がされた無駄のないデザインで新鮮味がある。アジアの勢いを表現したようなカラーが素敵。
私のお気に入りはラメ入りのクリームアイシャドウ(Argan glam Cushion Aurora Eye Pot)。ラメの入り具合と発色が良くて、ついまとめ買い。ベストコスメを受賞したコスメデコルテのアイグロウジェムから日本でも火がついたクリームタイプのようなアイシャドウなのだが、パンチの効いたまさに「サイバー」系の発色で時間が経っても変わらずキラッキラなのが良い。日本人にオススメなのは#03のGolden sand。ラメの強さとナチュラルな色味のバランスがGood。グリーン系の#02のMystery Brownも日本で見つかりにくそうな色だ。
 
2.GOSH copenhagen(ゴッシュコペンハーゲン)

ゴッシュコペンハーゲン

デンマークのコスメブランド。1945年に製薬会社として創業後、化粧品類も展開。現在では世界中で販売されている。
今はやりのマットでナチュラルなアースカラーが多い。パッケージデザインもシンプルでいかにも北欧デザインと言った感じ。自然環境への意識も高く、動物性の物を原料に使用していないVigan(菜食主義)商品も多く揃えている。
スティックタイプやペンシルタイプなど様々な形状のコンシーラーや5色のカラーが一つのパレットに入ったColour corrector kitなど、肌色の調整ツールが豊富。
 
 
 
次は、独立店舗を構えている化粧品ブランドを紹介。
勢いのある韓国コスメは、日本人にもマッチしたカラーバリエーションの商品が揃っているので実用的。北欧からのプロダクトの特徴は、シンプルでスタイリッシュなデザインと、環境への配慮など倫理的な観点で一歩進んでいるところだろうか。アメリカからはオーガニックなどナチュラル志向の商品の他、キッチュで遊び心のあるデザインのあるブランドが見つかる。
路面店やショッピングモール内の独立店として出店しているブランドは、商品アイテム数も豊富だし、大きな資本があるので今後日本への進出もあるかもしれない。是非一足先にチェックしておきたい。

韓国発!innisfree 雑貨のようにオリジナルパッケージを選べるクッションファンデがオススメ

イニスフリー

アジアのビューティープロダクトを牽引するかのような韓国勢コスメの一つ、イニスフリーのコスメはまるで雑貨や文具でも選ぶかのような楽しさがある。そしてとにかく香りやカラー等のバリエーションが豊富。韓国のアモーレパシフィックからのブランドなだけあり、シンガポールでの店舗展開にも勢いを感じるブランドである。
最近流りのクッションファンデ(もはやパウダーファンデは取り扱いがないブランドも多い。無印ですら、シンガポールで販売しているのはクリーム&リキッドタイプのみ。)は、セミオーダーで自分オリジナルにできる仕組み。まずクッションを選択。次にパフを選択。そして最後にケースを選ぶ。写真で見てもわかる通り、コスメと言うより小物入れのようにかわいいデザインがずらりと並んでいる。

イニスフリーのクッションファンデ

他には、好きなサイズのパレットに自分好みのアイシャドウやフェイスカラーを好きなように組み合わせられる「MY pallette」も良い。お土産に購入するなら小さめサイズのハンドクリーム(Pafumed Hand Cream, 30ml,S$6)もおしゃれな上に実用度が高くおすすめだ。
 
#Takashimaya S.C.
391 Orchard Road #B2-34/35, Takashimaya Shopping Centre, Ngee Ann City Singapore, 238872 Tel:67336728
(Mon-Sun)10:00-22:00
#Plaza Singapura
68 Orchard Road, #01-63 to 64 Singapore, 238839 Tel:63363179
(Mon-Sun)10:30-22:00
#Bugis Junction
200 Victoria Street, #01-109/110 Singapore, 188021 Tel:62380129
(Mon-Sun)10:30-22:00
#VivoCity
1 Harbourfront Walk, #B1-02 VivoCity Singapore, 098585 Tel:63768028
(Mon-Sun)10:30-22:00
#Tiong Bahru Plaza
302 Tiong Bahru Road, #01-108/109, Tiong Bahru Plaza Singapore, 168732 Tel:62650585
 

アメリカボストン発オーガニックスキンケアブランド フレッシュ 「FRESH」(フレッシュ)

アメリカで話題になっておりその情報が日本にも入っていると思うのですでに気になっている人も多いのではないだろうか。
誰の家の冷蔵庫にもありそうな身の回りの食品を原料に活用した化粧品、というとどこにでもありがちなコンセプトに聞こえるが、この「FRESH」では品質の高さが評価されている。一部の商品はセフォラでも販売しているがシンガポールではモールなどにも独立店舗を多く構えている。
特にリップクリームが優秀だと人気(S$25)でセフォラでも購入できる。トリートメント効果が高いのにカラーバリエーションがあるので何本も欲しくなる。運良く企画品のミニサイズのセットが見つかれば即購入!
 
#FRESH - ION ORCHARD
2 Orchard Turn #B3-45/46/47 Singapore Tel:65 6509 6481
 
#FRESH - RAFFLES CITY
252 North Bridge Road #01-43 Raffles City Singapore Tel:65 6532 2086

スカンジナビア的美的センスに圧倒される、「MAKE UP STORE」(メイクアップストア)

MAKE UP STORE

1996年に創業したスウェーデン、ストックホルム発のスカンジナヴィアンブランド。元々はヨーロッパのメイク学校のアーティストのためにプロデュース。その後、独自の処方によって低アレルギーや無香料ブランドを謳う、動物実験を行なわない企業として発展した。
メイクアップスクールのアーティスト向けだったと聞いて納得したのは、フェザーを使用したカラフルなつけまつげなど、いかにもファッションシューティング用に活躍しそうな商品を目にしたから。パーティ用に一つ購入しておいたら思わぬところで大活躍するかもしれない。色味は、アイシャドウなどのカラーバリエーションにはかなりビビットなものや、ラメの強いパウダーなどもあるのだが、どの色も洗練されておりどぎつさを感じないのも北欧ブランドならではかもしれない。
また、MAKE UP STOREの商品のパッケージや、パウダー系商品のプレス、それにリップの表面にまで、クロコの型押パターンが使用されており、デザインの点でもシンプルな中に個性が光っているのが特徴。

メイクアップストアのアイシャドウパレット

メイクアップストアの付けまつ毛

 

MAKE UP STORE SINGAPORE

●オーチャードエリア

#290 Orchard Road, Singapore

#Robinsons The Heeren, 260 Orchard Rd, Singapore

#313@somerset, 313 Orchard Road, Singapore

●マリーナエリア

#Tangs Vivo City, Singapore 098585 

コスメと言うよりカラーパレット?スウェーデン発の「3INA」(ミーナ)はリーズナブルなプライスで勝負?

3MINA路面店舗

「3INA」(ミーナ、と読む)はヨーロッパ発コスメブランド。
まるでフォトショップのカラーパレットやPANTONEの色見本をそのままディスプレイしたかのような商品群。遠目に見ると店舗全体がショーウィンドウのように美しく、一見しただけではコスメショップとわからないほどだ。
ショップに足を踏み入れ、カラーパレットの正体を見極めようと近づくと、アイシャドウやリップ、マニキュアなどが整然と並んでいる。そのカラーバリエーションの豊富さといったら。これでも見つからない色などあるのだろうか?さらに、スタイリッシュなパッケージとリーズナブルなお値段も魅力的。ついまとめ買いしたくなる。
あえておすすめを言えば、カラーアイライナー(The Color Eyeliner 507, The Color Kajal 401)とカラーマスカラ(The Color Mascara 100)。
マットカラーからパステルカラーに至るまで「肌の上でほぼ見たまま」の発色が期待できる。特にパステル系の色はあまり他のブランドでは見つからないと思うので是非肌の上で試してほしい。
 
3INAのネイルプロダクト。マニュキアだけでこれだけのカラーバリエーション!

3inaのマニキュア 

#3INA Singapore ION Orchard(オーチャードMRT駅構内)
2 Orchard Turn #B2-67, ION Orchard MallSingapore
Singapore Singapore 238801
 
気になる商品やブランドはあっただろうか?かつては世界を席巻するような化粧品なら真っ先に「Tokyo」に進出したものなのに、最近のワールドワイドな人気化粧品は日本は素通り(涙)かわりにどこへ行くかといえば、シンガポールだ。「アジアの中心はシンガポール」と言われて久しいが、ファッションブランドやコスメブランドの展開の速さを見ていても感じるところである。
人口の少ない小さなシンガポールでは購買力がどこまであるのか、と思うこともあるが、かといって他のアジア諸国ではまだまだ欧米基準の価格帯の商品をそのまま持ち込むには高すぎるようだ。もう一つは、シンガポールで存在感を出せれば他のアジア諸国でも成功する、という流れがあるようである。そんな背景を妄想しながら、様々なブランドの進退を眺めたりコスメを選ぶのも、シンガポール観光での楽しみかもしれない。
 

シンガポールで購入!ハイセンスな日本未入荷子供服&ベビー服ブランド6つ

2018.03.06追加&更新

“ジンジャースナップ”

世界中から様々なブランドが集まっているシンガポール。子供服も例外ではない。手ごろなものから高級品まで幅広く手に入る。日本では、ユニクロなど安価でしっかりした品質の商品が手にはいるがデザインや遊び心にかけるもの事実。海外ブランドでは、色使いやデザインなどの選択肢が広いので、女の子の服だけでなく男の子の服も選ぶのが本当に楽しい!特に水着やビーチウェア、ドレス、アクセサリーなどは格段に日本より選択肢も多く、気に入ったものが見つかるはず。
シンガポールのみならず、オーストラリアやフィリピンからやってきた日本では購入できない子供服ブランドを紹介する。

アクセントに取り入れたい色使いがポイント。安くてかわいいCOTTON ON (コットンオン)

オーストラリアのカジュアルブランド。GAP(ギャップ)などの位置付けに近くかなりお手ごろな価格帯。ラフな素材が多く、日本人の感覚からすると少し質の点で気になる方もいるかもしれないが、その分デザインに遊びがある。子供服はすぐにサイズが小さくなってしまうことも考えると一定期間と割り切って楽しむといいだろう。意外に男の子の服にも可愛いデザインのものが多いのが特徴。そして女の子の服は、ビビッドなピンクやシルバー、ゴールドをアクセントにした服などポップな色づかいやガーリーなデザインが多く、いかにも海外ブランドといった感じ。特に白人の女の子はおしゃまなおしゃれスタイルをする機会も多く、お友達のバースデーパーティーにはドレスアップしてるし、時には幼稚園にフリフリのドレスやアクセサリーをつけて登園するのも日常的な光景。日本でそのスタイルはちょっと難しくてもアクセントとして取り入れればいつものスタイルがセンスアップできて楽しいと思う。
服だけでなくアクセサリーなども充実しており選ぶのが楽しい。シンガポールに店舗数は20以上。ほとんどの大きなショッピングモールに入っている。

 

日本人ママにも好評。質とセンスを兼ね揃えたSeed Heritage(シードヘリテージ)

シードヘリテージ子供服

こちらのシードヘリテージもオーストラリア発ブランド。価格はコットンオンなどと比較するとやや高くなるがその分品質も向上するといった印象。デザイン性も落ち着いたセンスの良さがあり、デザイン&品質の双方の点で日本人ママのお眼鏡にもっとも叶うブランドではないだろうか。相手の好みを推し量るのが難しいおみやげとして購入するにもイチオシのブランドである。

Seed Heritage(シードヘリテージ)のベビー服

Untitled

トロピカルモチーフとよそ行き風のデザインが人気、Gingersnaps (ジンジャースナップ)

“Gingersnap_for_kids”

もともとはフィリピンのブランドらしく、トロピカルな草花やモチーフ、南国独特の色などが特徴。カジュアルなものも見つかるがドレスアップ用のちょっとよそ行きの服が多い。日本の友人や家族へのお土産にするならサマードレスなどを探すとよいだろう。
 

フランス人デザイナーらしいシックなデザインと色使い、Chateau de Sable (シャトー・ド・サーブル)

Chateau de Sable (シャトー・ド・サーブル)

フランス人がデザイナーがシンガポールで始めたブランド。現在ではアジアに多く店舗展開している。一度は日本にも進出したようだが現在は撤退している様子。フランス人のデザインなだけあって子供服でもシックな色使いのものが多い。素材も触り心地のよいものが使われており駐在員をはじめとしたシンガポールの外国人ママ達に人気。よそ行きのドレスやスマートおしゃれ着を探すなら是非覗いてみてほしい。お誕生日プレゼントなどのかしこまったギフトとしても申し分ないものが見つかるだろう。
 

ハイセンスなシンガポールローカルブランド、Le petit society(プチ・ソサエティー)

シンガポール人のカップルが始めたブランド。シンプルなデザインにグラフィカルな個性が光る。素材もしっかりしており、すぐヨレヨレになったりしない質の良いものだ。オーガニックコットンを使用したものも多い。シンガポール以外にオーストラリアなどにも展開している。シンガポール国内では主に、世界中の子ども用品を扱っているマザーズワーク(Motherswork)やロビンソン百貨店(Robinson)で取り扱っている。
 
Le petit society取り扱い店舗
#Motherswork-Flagship Store Le Petit Society "In Real Life" Concept Store: 6A Shenton Way, Downtown Gallery, #03-10
#Motherswork-Flagship store @ Great World City: 1 Kim Seng Promenade, #02-16
#Motherswork-Compass One: 1 Sengkang Square, #02-10
#Motherswork-Bove by Spring Maternity: Suntec City Tower 4, 3 Temasek Blvd, #02–728/729/730
#Motherswork-Gallery & Co.: National Gallery Singapore level 1
#Motherswork-Robinsons: Flagship store @ The Heeren: 260 Orchard Road, Level 5 Kids’ Department

アメリカ生まれの老舗ブランド、ESPRIT (エスプリ)

一時は日本でも販売しており根強いファンも多かったが、現在は見かけなくなってしまった。シンガポールには健在。子供服売り場は大人の服の合間に小さくコーナーをとってあるくらいで、商品アイテムはそんなには多くないのだが、そんな中にもセンスの光る服がいつも見つかる。ショッピングモールで見かけたらぜひチェックして欲しいブランドだ。
 

オリエンタルデザインも見つかる、シンガポール生まれの子供服ブランド、Bloom B(ブルームビー)

Bloom B(ブルームビー)

シンガポール国内に5,6店舗展開するbloomB。シンガポール生まれなだけありチャイニーズニューイヤーが近づくと赤いドレスなどがショーウィンドウを飾ることも。ちょっとお出かけしたい時やお稽古ごとの発表会などにぴったりの少しカチッとしたお洋服も充実している。そんなお出かけ用のスタイルも割と手頃な値段で手に入るのも人気の秘密なのかもしれない。
#bloomB @ Vivocity: 1 Harbourfront Walk #02-78 Phone +6562258798 
#bloomB @ Raffles City: 252 North Bridge Rd #03-36 Phone +6563387827 
#bloomB @ United Square: 101 Thomson Road #01-18 United Square Shopping Mall Phone +65 62532837 
#bloomB @ Changi Airport T1 (Transit): Level 2, Departure Lounge (Central) Transit Area, 80 Airport Boulevard Phone +6563857067 
#bloomB @ Paragon: 290 Orchard Rd, #05-14 Phone +65 6235 4845 
#bloomB @ Plaza Singapura: 68 Orchard Road, #03-19 Phone +65 6266 2965
 
だいたいこんなところだろうか。他にもいいブランドがあれば随時紹介したい。
また子供服のショッピングに最適なスポットや、子供服やベビーグッズのセレクトショップなどでも日本とは異なる品揃えの店があるので、別の記事で紹介したいと思う。
なおシンガポールでは一年中夏物の服が販売されていると思われがちだが、冬には冬服の販売となる。子供服売り場は比較的夏物も販売が続くが、それでもオーストラリアのブランドなどでは秋から冬にかけては夏物が品薄になるので注意が必要。

 

シンガポール土産 ローカルオーガニックコスメブランド5選 ビューティプロダクト編

シンガポールのオーガニックコスメ

シンガポールがコスメ天国であるのはコスメフリークには周知の事実だと思うが、実は私も「シンガポール発コスメ」にはこれまであまり関心がなかった。なんか地味そう・・・と。それが最近すごく気になるようになってきた。きっかけは街中のカフェ。やはりシンガポール発コスメが地味だというのは思い込みでもなんでもなく、外資の大資本コスメと比較したら文字通り地味である。大きな店舗をあちこちに構えることもなければ、セフォラにも入っていない。
代わりにちょっとおしゃれなローカルカフェのトイレなんかに入るとさりげなく素敵なハンドウォッシュやハンドクリームなどにお目にかかる。使ってみるとすごく香りが良かったりするので「ナンダコレハ!」とばかりにボトルの裏をくまなくチェックした上、検索してみるとシンガポールオリジナルのナチュラルコスメだったりするのだ。ちゃんと調べてみると数々の賞を受賞しているブランドも多いようだ。
 
そんなわけで遅ればせながら、シンガポール産コスメにハマっている。日本に一時帰国するときのお土産もマンネリ化しきっているので、今度の帰国ではぜひこれらのシンガポールコスメを友人達のお土産にしようと思っている。ちょっと高いのが難点なのだが。今回は、シンガポールローカルコスメの中でも比較的手に取りやすい、パッケージも可愛くお土産にするにも最適なオーガニックコスメブランド を5つ紹介したい。

 

 

ココナッツオイルを原料に生かした、katfood (キャットフード)

katfood (キャットフード)

キャットフードなんて名前が可愛らしい。パッケージはちょっとラッシュのような感じでナチュラルなブランドイメージが表現されている、オーガニックや天然にこだわる方ならぜひチェックしてほしいコスメブランド。サイトのトップでも真っ先に謳われているのは、全て天然、100%未精製のオーガニック素材をベースとして使用していること。特にココナッツオイルには特別なこだわりを持っているらしい。また化学由来の保存料も使用していないというから安心して使用できる。
そんな商品だから口に入れても安心、というわけだ。
保存料も最低限のため、大量生産はせず在庫も抱えない主義のため、購入できる場所は限られている。オーチャードの伊勢丹、ロビンソン百貨店などで購入できる。
#ISETAN
350 Orchard Road, Level2
#ROBINSONS
The herein, 260 Orchard Road, Level1 Beauty Hall

リップバームが一押し、Balm KITCHEN

Balm KITCHENのリップバーム

アトピー性皮膚炎を持っていた息子さんを持つママが2014年に立ち上げたブランド。植物由来(ボタニカルベース)の素材と科学技術の融合することにより、肌への栄養成分が最大になるようにだけ考えて作られているそう。特にリップバーム(S$6)が人気だ。
Green tea extract(緑茶成分)やPerilla seed oil(しその種子オイル)など、日本人にもなじみやすい成分が多く使用されている。
ワークショップも開催しており、公式サイトから申し込みができるようになっている。リップバームやフェイシャルオイルなどをハンドメイドで作ることができるので関心のある人は参加してみるといいかもしれない。ローカルとの交流もできて良い思い出になるだろう。

ボディ用アイテムが充実している、Mandy T (マンディーティー)

マンディーティーのスクラブ

ボディスクラブ、ボディ用モイスチャライザーが特に人気で数々の受賞歴もある、ボディ用コスメの充実したブランド。じわじわと人気が出ておりシンガポール国外にも販路を広げているので、シンガポール発のコスメといえば外国人にとってはこちらが一番ポピュラーなのではないだろうか。
 
MandyTの取り扱い店舗
#SKY PREMIUM CLUB
1 Raffles Place Office Tower 2 Penthouse, #38-61, Singapore 048616
#AESTHEA MEDICAL CLINIC
26 Beach Road, #B1-24, South Beach Avenue, Singapore 189768
#KEEPERS
National Design Centre, 111, Middle Road, #02-03, Singapore
 

アロマとヒーリングにこだわる、Mmerici ENCORE (メルシーアンコール)

Untitled

アロマセラピーブレンドやエッセンシャルオイル、オリジナルのパフュームなどをメインの商品としており、コスメブランドというより香りのアロマブランドと言ってもいいかもしれない。コスメはハンドクリームやハンドウオッシュなどの取り扱いでメイクアップ商品は取り扱いがない。香りにはこだわりがあるだけあり、このメルシーアンコールの商品は本当に香りが良い。実は先に書いたカフェのハンドソープ(MINT CREMA HAND&BODY CLEANSER ,S$57)もここのものだった。一度使用しただけで、香りの質から高価な商品であろうことはすぐにわかったのだが、見慣れないボトルだったのでとても気になったのだ。調べてみると元ファッションエディターが立ち上げたブランドとのこと。アロマやヒーリングに関心のある方に是非チェックしてほしいブランド。ただ、やはりお値段はそれなりにするので自分へのお土産に購入してほしい。

真面目なオーガニックブランド、Wild products (ワイルドプロダクツ)

ボディケア製品を幅広く取り扱っているオーガニックブランド。これまで紹介した商品はどちらかというと小規模で、ファッション的な側面も持つオシャレブランドだが、このワイルドプロダクツは真面目なオーガニックブランドといった感じ。お値段も高すぎず、お土産としても手の届く価格なのが嬉しい。セフォラでも取り扱いがあるので、シンガポールブランドにこだわる方は要チェック。

番外編!シンガポールコスメや雑貨を探すなら必ずチェックしたいNaiise

Naiiseはシンガポールに行くつかあるセレクトショップ。こちらはコスメショップではないのだが紹介したい。というのも、このページで紹介したようなシンガポールコスメを販売しているからだ。必ずこれが手に入る、と言えるわけではないのだが、他のシンガポール雑貨と並んでシンガポールコスメにも力を入れている。ちょっと気の利いたシンガポール土産を探すならぜひ立ち寄ってほしいショップ。
Naiiseショップ情報
#CENTRAL店(Clark Quey駅)
6 Eu Tong Sen Street, Central, #02-23, Singapore 059817
#SHAW ORCHARD店
350 Orchard Road, Shaw House, Singapore 238868
#ORCHARD GATEWAY店
277 Orchard Road, Orchard Gateway, #02-02/24, Singapore 238858

お土産として必ず購入したいときには

これらのシンガポールコスメは、小さな規模でやっているので独立した店舗を持っていないケースがほとんど。もしも必ず購入したいなら事前に念入りにチェックしよう。百貨店やカフェに入っていても全ての商品は置いていないケースが多いように思う。どうしても気になる商品は事前にお店に確認したり、オンラインショップでホテルに届けてもらうことを検討してもいいかもしれない。
 
シンガポールは人口たった550万人ほどの市場の小さい国。一方で世界中からお金持ちが集まってくる国でもある。どの国でも見かけることのできるような世界中で販売するために開発された商品とは、コンセプトも戦略も異なるのは考えてみれば当然のことかもしれない。きっと本当に良いものを理解してくれる少数の人が買ってくれればビジネスとして成り立つのだろう。しかし人気が出すぎて大きく展開しようと思えばやはりブランドの個性を保つのは難しくなっても来るはずである。
あまり知られていない、地味なブランドだなぁ・・といううちに目をつけて楽しむのが良さそうだ。

 

マレーシアのカジュアルリゾートシブ島はファミリーにおすすめ。シンガポールから3時間

マレーシアのシブ島

今日は知人の紹介で行ってきた、マレーシア、シブ島(Sibu Island, Pulau Sibu)のリゾート「Sea Gypsy Village Resort & Dive Base」を紹介。海外サマーキャンプに関心のあるファミリーにもおすすめで英語環境のアクティビティも楽しめるマレーシアリゾートだ。
シブ島は、マレーシアの南にある島。シンガポールからもアクセスが良い。このあたりではティオマン島が有名だが、ちょっとポピュラーになりすぎたという話も聞いてシブ島の方に行ってみることにした。

 

シンガポールから車で3時間程度の好アクセス。イミグレーションの渋滞も軽々パス!

今回宿泊したのは「Sea Gypsy Village Resort & Dive Base」。予約時に依頼するとシンガポールの自宅まで車が迎えに来てくれる。(車は、サマセット近辺で待ち合わせの乗り合いと、自宅まで来てくれるプライベートがある。)
マレーシアの国境を越えるときに憂鬱なのが、大混雑のイミグレーションオフィスの通過だが、この宿のドライバーは資格を持っているらしく、通常の乗用車レーンには並ばずバスレーンの方へ。行きも帰りも10分程で通過することができた。シンガポールを出発して北へ3時間ほどドライブするとTanjong leman(タンジョンレマン)のボート乗り場に到着。リゾートへはここからボートで20分ほどで到着だ。

どんなリゾート?どんな人に向いている?

大雑把に言うなら、こんな家族にぴったりなリゾート。
・自炊で料理しながらキャンプを楽しむことが好き。(このリゾートでは自炊の必要はない。)
・リゾートだから最低限の利便性を確保しつつ、大自然に触れる体験を大事にしたい。
・せっかくの海外なので、子供には英語や異文化に触れる機会も与えたい。
・3歳以上の子供連れ家族に特におすすめ。
・小さな子供がいても大人だけの時間も大事にしたい。
・高級で優雅なリゾートよりもエコな自然を愛する派。
・何もしない休暇を過ごしたい。
・最低限の日常英会話は話せる。

子連れ夫婦も例外なし!夕方6時以降は大人だけのリラックスタイム。

何と言ってもこのリゾートを勧めたい理由はこれ。夕方以降は、リゾートの白人スタッフが子供たちの世話を一手に引き受けてくれるので大人はゆっくりとくつろぐことができるのだ。
このリゾートでは、子供と大人、それぞれ別々にディナータイムが決まっている。
6時に始まるキッズディナータイムになると「子供達だけ」早めの夕食。そして、大人は大人同士でお酒を飲んだりおしゃべりしたりのリラックスタイム。そして7時すぎになると大人のディナータイムが始まる、という具合。
食事はシンプルなブッフェ形式。高級ホテルのようなバリエーションはないが、ホームステイ先の料理上手なお母さんの味、といった感じ。何日か滞在していると、何人かの滞在客とは顔見知りになって会話が弾むことも。アットホームなムードがとても良い。

ではその間、子供達はどうしているのか?

さて、そんな風に大人の時間が流れる間、我が家の子供たちはどうしているのだろうか?
まずこのSea Gypsy Villageは小規模リゾートなので食事の時間やティータイムなどはスケジュールが決まっているのだが、6時になると一斉にキッズディナータイムが始まる。5時を廻った頃には、海で遊んでいる子供もみんな一度コテージに戻って行き、シャワーを浴びて食事に行く。
レストランには、長ーいテーブルがすでに用意されており、ここにリゾート中の子供が集まってくる。私たちの滞在中は全部で30−40人ほどだっただろうか。まだ小さな子供ならしばらく親が後ろについていることもあるが、小学生にもなろうというくらいの子供ならパパやママはすでに隣のバーラウンジで一杯やっている。(バーラウンジから子供達のテーブルは遠目に見通せるようになっている)
キッズディナータイム
この食事にはチューターのような役割の若い白人のお姉さんがお世話係として何人かついていて、子供達に食事を用意して食べさせてくれる。まるで夕飯以降に突然始まるサマーキャンプのようなムードだ。そして食事が一通り終われば、そのまま子供達を外に連れ出して遊ばせてくれるのだ。だるまさんが転んだ、のような誰でも一度はやったことがあるような大人数でできる外遊びを、ルールを説明しながら子供と一緒になって走り回りながら遊ばせる。辺りが薄暗くなれば今度は室内に移動させ、寝転がってビデオを見てまったり。途中でパパやママがお迎えに来る子もいるし、そのまま眠ってしまう子も。寝てしまったり何かあればチューターが声をかけに来てくれるので安心だ。うちの子供は初日参加時は言葉の問題もあって少しするとチューターに連れられて私たちのいるレストランに戻ってきたが、2日目以降はこちらの心配をよそに戻ってこない。10時前に迎えに行ったらあんまりリラックスした格好でテレビを見ていたので笑ってしまった。
 
普段、寝かしつけまで子供の世話に追われて夫婦でゆっくり話をする時間も確保できないことが多かったので、とても有意義な時間を過ごさせていただいた。そして子供にとっても各国から集まった子供達と大自然の中一緒に遊ぶのはなかなか良い経験であったにちがいない。私たちの滞在中にいたほとんどの子供は、マレーシアやシンガポールに在住している駐在員家庭の子供のようだったが、ドバイから来ている家族などもいて国籍はさまざまだ。チューターをしている白人女性はイギリス、スコットランドなどからのアルバイトであるようだった。
高級リゾートならベビーシッティングサービスがあるのもうなづけるが、一般的に高額な上に室内の限られたスペースで遊ばせておくといううやり方なのではないだろうか。(イケアの託児サービスを想像するとわかりやすい。尚「Sea Gypsy Village Resort 」のこのサービスは無料)これでは大人がゆっくりするために、せっかくのリゾートで子供に我慢させるようで心苦しい。でもこのリゾートのような仕組みなら、大人がリラックスしている間も子供同士で思い切り遊べる上、世界中から集まった子供たちとかけがえのない体験ができる。それに、言葉がわからないのに一日中預けるのは不安でも、夕方からの数時間だけ家族と離れてのキャンプ体験、不安になったらすぐ近くに両親もいるとなれば、英語環境や海外体験の入り口にはぴったりなのではないだろうか。

エコを意識した最低限の設備だが、必要十分。

「Sea Gypsy Village Resort & Dive Base」は、高級リゾートというわけではない。エコに力を入れており、できる限り自然を生かした運営をしている。シャワーは海水を濾過した水のみ(飲み水は濾過水が無料で配られるが、少しクセがあり味になじめない方もいそうだ。ミネラルウォーターを少し持っていくと良いだろう)だし、バンガローの部屋も限りなくシンプルな造りになっている。言って見ればキャンプの延長といったイメージで訪れると良いかもしれない。逆に高級リゾートをイメージするとちょっと物足りなく感じてしまうだろう。

Sea Gypsy Villageのバンガロー
私たちは、朝起きたら散歩をしたり、本を読んだり、ボディボードを借りてきて海で遊んだり、松の実や木の実を拾って並べて遊んだり、ブランコをしたり、昼寝をしたり、フィッシングツアーに参加したり、貝殻を拾ったり・・・と自然の中でやることは尽きず、あっというまの3日間だった。

 

路線バスはシンガポール観光に必須!乗り方と料金、EZ-Link cardについて知らないと損すること等。

シンガポールの路線バス

シンガポールで、どこに行くにも重宝するのがバスである。シンガポール中を縦横無尽に走っており、観光目的で街の中心部をちょこちょこと移動するには、バスが最も安くて便利だと言ってもいいくらいだ。
 
ついMRT(電車)のほうが乗りやすく感じるが、電車の路線は数がすくなく長距離を一気に移動するには向いていいるが小回りがきくとはいえない。一方、バスは路線が少々複雑で、どのバス停から何番のバスに乗ったらいいのかを理解するのは少々ハードルが高いように思えるが、コツさえつかめば目的地のすぐそばまでダイレクトに移動できるので利用価値が高い。インターネットというテクノロジーがあるこの時代、スマートフォンにあらかじめアプリさえダウンンロードしておけば、シンガポールに着いたその日からローカルと同じようにバスを乗りこなせるだろう。

blog.last-penguin.com

 

EZ-Link cardとは、シンガポール版Suica(スイカ)またはPASMO(パスモ)カードと同じように非接触のICカードである。空港ではもちろん、主要なMRT駅のチケットオフィス、または街中のセブンイレブンでも購入可能。
 
初回購入価格は、S$12。そのうち7ドルが利用可能なチャージ金額で、5ドルがカードの価格となる。(セブンイレブンで購入の場合は5ドルづつでS$10)この5ドルは返金できないものになるが、すぐに元は取れる。もし2、3日の滞在であっても旅行中の利便性を考えると都度券売機に並ばなければいけない旅行者用カードよりオススメだ。
ついでに紹介しておくとこのEZ-Linkカード、様々なデザインのものがあり、タイアップなども常にやっている。ついコレクションしたくなるくらいバリエーションが豊富なのだ。(例えば今ならスターウォーズ柄のが出ているらしい。)旅の記念に一枚持ち帰るのも悪くないだろう。
バスの料金はどのくらい?
シンガポールの公共交通機関はとても安い。空港から街中などの長距離移動でS$2程度。一区間の最低料金がS$0.8程度と日本と比較してもかなり料金が安く設定されていることがわかるだろう。
ただしこれはEZ-Link cardで支払いをした場合の料金だ。現金ではかなり割高となる。カードがあればS$0.8程度のところも、現金で支払うとS$1.4と倍近い値段となるのでやはりカードは用意しておいたほうが良いだろう。
別の路線のバスや電車に乗換えすると料金はどうなる?
また、一時間以内に別のMRTやバスに乗り換えた場合、支払いはすでに支払った料金と目的地までの差額のみとなる。これもカードであれば自動精算してくれるので便利だ。現金で乗車した場合は、乗り換え予定があるなら乗車時にチケットをしっかりもらっておこう。
最初のS$7で足りなくなりそうならチャージする。こちらではチャージのことを「Top up(トップアップ)」というとスムーズに通じる。トップアップは10ドルから。(セブンイレブンでトップアップする場合はS$0.5の手数料が必要。)
カードの料金を使い切れなかった時は?返金はできるのか?
カード代の5ドルは返金不可なので戻ってこないが、使い切れなかったデポジットは返金してもらうことができる。MRTの「Ticket Office」または「Passenger Services Centre」で返金を依頼しよう。

バスの乗り方と降り方。マナーなど。

基本的なバスの乗り方
バス停では乗りたい路線のバスが来たら手を軽く上げてバスを止めよう。誰も意思表示をしないとそのまま通りすぎてしまうので注意が必要。
バスに乗る時は前のドアから、降りる時は後ろのドアから降りる。また乗ったらすぐに非接触センサーにEZ-Link cardをかざす。「ピッ」と音がすればOK。そして、バスを降りるときにも後ろのドア付近の非接触センサーで「ピッ」としてから降りる。
 
バスは誰も降りる人がいないとバス停を過ぎ去ってしまうので、次のバス停で降りたい時は車内のボタンを押して知らせる。
バスの中でのマナーは?
シンガポールの公共交通機関では飲食は禁止になっているので、飲み物などもバスの中では飲まないようにしよう。またドリアン持込禁止、というところはシンガポールらしいルールだ。
意外にも、バスの中での携帯電話の利用は禁止されていないのでみんな気にせず使用しているが、やはり大声で話すのは迷惑なのでほどほどに。それからお年寄りや子供が乗ってきたら席はすぐに譲ろう。特に入り口近くの席に座った時には気をつけた。こちらのバスはとても揺れることもあるのかもしれないが、子供やお年寄りはとても優しい。みんなすぐに席を立ってゆずり合う。日本の電車のように居眠りしたふり・・などしたら大恥をかくだろう。
EZ-Link cardを忘れたり、まだ手に入れていなければ現金でも乗ることができるので、ドライバーにどこまで行きたいかを伝えて料金を確認しよう。ただし先に述べた通り、料金はかなり割高だ。
もし現金で乗車した場合は、運転席の後ろあたりから出てくる、小さな紙のチケットをしっかりもらっておこう。バスの乗り換えをする際にはこれが必要になる。シンガポールでは一時間以内の乗り換えなら差額のみの支払いで乗ることができるが、もらい忘れると次のバスでまた満額支払うことになるのだ。

バスはどのくらいの頻度でやってくるのか。

平均的な待ち時間は7分程度だろうか。だいたい5分から15分くらいだろうと思う。もし前のバスが行ってしまったら15分ほど待つことになるかもしれない。

子供の料金は?

こちらでは年齢制限はないが、身長90センチ以下は無料となる(大人の同伴があった場合に子供1名まで)。正直あまりうるさいことを言われることはないと思うが、90cm以上なら大人と同じ料金が必要だ。
(在住者にはまた別の仕組みがあって、一定の手続きをすることで7歳まで無料となる。) 

 


 

 

シンガポール観光が決定したらダウンロードすべきアプリ8つ

2018.11.22更新
シンガポール旅行前にあると便利なアプリを推薦!これらを使いこなすことができれば、限りある時間を有効に使えるし、より一層充実した旅行になること間違いない。
 

1. うまく利用して時間を節約!タクシー配車アプリ
「Uber(ウーバー)」「GRAB TAXI(グラブタクシー)」

*Uberは2018/03に撤退している。

ウーバーとグラブタクシーはもともと異なるコンセプトで生まれたアプリだが、現在ではほぼ同様のサービスと考えて差し支えない。シンガポールのタクシーは日本に比べて安いのでうまく活用したいが、流しのタクシーだけに頼るのでは心もとない。うまくアプリを利用したい。タクシー配車アプリについては以下の記事でも案内しているので参考にしてほしい。
Grabタクシーのアプリダウンロードはこちらから
Grab - Ride Hailing App

Grab - Ride Hailing App

  • Grab.com
  • Travel
  • Free

2. 目的地へのアクセス方法検出、バス、電車、タクシーそれとも徒歩?ベストな移動方法は?
「Google map(グーグルマップ)」「SingaporeMap(シンガポールマップ)」

路線が複雑だが小回りがきいて意外に重宝するバス移動、長距離(とはいえシンガポールは小さいので乗車時間はせいぜい30分。)を一気に移動するのに便利なMRT(地下鉄)。どう組み合わせてどこで乗り換えればいいのか、が簡単に検索可能。特に個人旅行者には必須のアプリ。
Google Maps - GPS Navigation

Google Maps - GPS Navigation

  • Google, Inc.
  • Navigation
  • Free

Singapore Maps

Singapore Maps

  • Streetdirectory Pte Ltd
  • Travel
  • Free

3. 乗りたいバスはあと何分で来る?混み具合は?
「SG Buses」

シンガポールで移動の際、バスの便利さに気づいたらもうこのアプリは手放せない。バス停で、バスを待っている間に自分の乗りたいバスがすぐに来るのか、何分後に来るのか、だけでなくバスに座れるのかといった混み具合まで確認できる。他にもあるがこれが一番使いやすいように感じる。ちょっとした距離で歩いたほうが早いのか、バスを待ったほうが良いのか・・・迷うこともない。
SG Buses - Singapore Bus Guide with Arrival Time

SG Buses - Singapore Bus Guide with Arrival Time

  • SG NextBus Pte. Ltd.
  • Travel
  • Free

4. 突然やってくる豪雨や、空気の汚染具合を確認できる。
「SGRainMap」「myENV」

特に雨季(10-3月頃)であれば気をつけたいのがスコールだ。どんなに晴れていてもそれは突然やってくる。バス停までの数百メートルの間に雨が降り始めてずぶ濡れ、などということもあるくらいだ。そして、夏の間にはヘイズと呼ばれる煙害の発生も。どちらもアプリを入れておけばアラートを受け取ったり、汚染具合の数値を確認したりできるので安心だ。
Singapore Rain Map

Singapore Rain Map

  • TECHLIFE Pte.Ltd.
  • Weather
  • Free

myENV

myENV

  • National Environment Agency
  • Weather
  • Free

5. 現地のSIMカードや自前のポータブルWi-Fiを用意していない方の強い味方
「wireless@SG」

シンガポールでは大きな駅やショッピングモールなら比較的Wi-Fiが入るが、やはりアプリで確認できるのは便利。ネットにアクセスした時に自分がいるエリアのマップをダウンロードしておけば、近くのWi-Fi環境を検索したいのにアプリが使えない、などという状況を避けられそうだ。
Wireless@SG

Wireless@SG

  • Info-communications Media Development Authority
  • Productivity
  • Free

6. チャンギエアポートでの時間もエンターテイメントに
「iChangi」

第4ターミナルも完成してますます規模の大きくなったチャンギエアポート。施設の数も豊富なのでフライトの待ち時間も多いに活用しよう。お土産購入のためのショップ探しのみならず、プールだってあるのがチャンギ空港だ。
iChangi

iChangi

  • Changi Airport Group (Singapore)
  • Travel
  • Free

7. マーライオンのすぐ近くで無料で楽しめるエンターテイメント
「エスプラネードシアター、「What’s on」ページ」

マーライオンの正面に見える、ドリアンのような屋根の施設がエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ(Esplanade Theaters On The Bay))だ。ここはシンガポールで一番大きなコンサートホールなどを備えた施設なのだが、野外ステージもあり無料のイベントもよく行われている。アプリではないのだが、エスプラネードのサイトの「What’s on」のページではそういった当日のイベント情報が’紹介されているのでお気に入りに入れておくと良いだろう。

https://www.esplanade.com/whats-on/date

8. シェア自転車でローカルのように気ままに街を探索
「Mobike」

2017年に入ってから突如普及を始めたシェア自転車。当初は3社から始まったが、2018年に入り様々な会社が現れており、エレクトリックキックボードのシェアバイクまで現れ、競争が激化している。アプリで自転車についているQRコードを読み取るだけでロックが解除される仕組みで、街中に散らばった自転車を自由に利用できる。何と言っても便利なのは目的地に着いたら乗り捨てできることだ。気分の赴くままに街をゆったり探検したいという方にはもってこいのシステム。2018年現在、街の中心での利用ならMobikeのシェアが多い印象だろうか。
競争させてサービスの洗練を図るのはシンガポールのお家芸とも言えるので、今度の動向を見守りたい。
これも最初の登録時の認証にSMS受信が必要なので、旅行中にSMSの受信ができない場合は、日本で登録しておこう。
Mobike - Smart Bike Sharing

Mobike - Smart Bike Sharing

  • Beijing Mobike Technology Co., Ltd.
  • Travel
  • Free